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ジリアンは裏組織に兄と姪を誘拐され、名うてのスパイ、トレイス・オハーリーに助けを求めた。ところが、その必死な願いにも彼は情け容赦なく、詳しい話を聞いてから決めるとだけ答えた。一部始終を話すうちに、ジリアンは緊張が解けて彼の部屋で眠りこんでしまう。やがて目を覚ますと、いつのまにかベッドに寝かされており、隣には半裸のトレイスが横たわっていた! 混乱するジリアンをよそに、前日の冷淡さとは打って変わって、愛嬌たっぷりの笑顔で彼が言った。「トレイスって呼んでくれ。ベッドを共にした仲なんだから」
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- 頁数
- 296頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2010年07月15日
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- 著者
- ノーラ・ロバーツ
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- 訳者
- 三谷ゆか
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- 定価
- 817円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-91423-1
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- 書籍番号
- MRB-423 (初版N-407)
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モニター
オハーリー家シリーズは初めて読んだのですがこの最終話からでも十分楽しめます。ページを開くたびに「次はどうなっちゃうの???」とどきどきしっぱなしです。愛がいっぱい詰まったお話で最後まで十分楽しめました☆
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モニター
恋愛小説だけど、スパイものなのでハラハラさせる場面もあり、家族の絆もあり、1冊でいろんな方向から楽しめました。冷淡な男の本当の姿に惹かれます。オハーリー家の物語はこれが初めて読んだ本ですが、前の物語を読んでいなくても、話が独立しているので、すんなり読めました。
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モニター
ジリアンが兄と姪を助けてもらう為にトレイスに会うのですが、スピード感溢れる展開と二人の恋の行方から目が離せませんでした。
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モニター
プロローグの父とトレイスのやり取りは胸を打ちます。危険な男なのに、優しくて陰のあるトレイス。三つ子姉妹の兄ですがステキです! イル・ガットーやアンドレ・カボなど、アラブの男性との取引はさすがオハーリー家の長男、演じる素質があるんですね。ミステリアスな男性で、ドキドキのストーリー展開…妹たちのその後も分かります。気づいたら魅力的なトレイスのとりこになっていました。
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モニター
出会いの元となる事件が重ならなければ、すれ違うこともなかったと思われる、正反対なヒーローとヒロインです。その後も危険な出来事を通じて、反発し合いながら、お互いを信頼し、愛情を深めていきますが、ヒーローは危険な世界に身を置くため、なかなか踏み切れないところが少しもどかしかったです。そんなヒーローを押し切ったヒロインの決断力が良かったです。
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モニター
オハーリー家の長男トレイスの登場です。冷淡な男だったはずが、ジリアンと出会い共に行動する内に、熱く激しい魅力的な本来の姿に戻ってきます。ジリアンも芯の通った素敵な女性です。前作3姉妹も登場する楽しみが、シリーズ物の醍醐味です。まるでスパイ映画を観ているようでした。家族の絆、愛しい人を思う気持ちが胸に響きました。
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モニター
オハーリー家長男トレイスと物理学者ジリアンの物語。出会ったころからお互いに惹かれあっているのに素直になれないトレイス。それにはトレイスの過去も関わっていて・・・。ロマンスあり、スリルありで一気に読んでしまいました。オハーリー家の物語はこれが初めてですが、最後の豪華キャストのところを読むと全部の物語が読みたくなりました。
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モニター
ノーラ・ロバーツの作品では、裏切られたことがないので、楽しみに読ませていただきました。オハーリー家の謎の長男の登場という事で期待感も大きかったのですが、最後まで一気に読上げるほど飽かせない展開でした。裏組織の誘拐事件と、サスペンス色が強く重たい内容にもかかわらず、ジリアンとトレイスが自分たちの気持ちとは裏腹に、どんどん急接近していく心の葛藤にワクワクさせられます。結末は、ハーレクインならではのハッピーエンドですが、改めて家族愛を考えさせられる濃厚な作品でした。
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モニター
オハーリー家の物語第4弾! 危険とロマンスに満ちた強い男トレイスと、自立した女ジリアンの会話を読み進めると、世界を駆けるスケールの大きな物語に引き込まれていく。ハーレクイン作家の第1人者ノーラ・ロバーツならではのアクションたっぷりの世界と、互いの魅力に引き込まれていく2人の止められない想い、抑えきれない欲望の駆け引きを楽しく読み進めることができた。
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モニター
設定についていけなかったのが残念です。命の危険があるときに体力的や戦略的になんの経験もないヒロインが感情的に突っ走るのがダメで読むのがつらかったです。でも肌に合わない作品を読むと自分の好きなタイプがわかるので課題に取り組めるのは嬉しいです。
メリーランド州に育ち、1981年『アデリアはいま』でデビュー。以来、天性のストーリーテラーとして精力的に執筆を続ける。98年『マクレガーの花婿たち』で初めてNYタイムズのベストセラーリスト第1位に輝き、翌99年以降の作品はすべてランクイン。J・D・ロブ名義で書いたものも含め、160作以上のベストセラーを世に送り、総発行部数は4億部を超える。