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「これまでに寝た男の名前を挙げるんだ」護衛のクインが放ったぶしつけな言葉に、シャンテルは閉口した。不快な愛をささやく嫌がらせ電話の犯人を探るためとはいえ、あまりにも失礼だわ! 一方、その強硬な態度が頼もしいのも事実だ。彼に守られていると思うだけで、安心感とともに胸の高鳴りさえ覚える。だが彼女の仕事仲間や友人をも疑う徹底ぶりに抵抗を示すと、クインは激しいキスで苛立ちをぶつけ、別の護衛を探せと冷たく告げた。するとそこへ、シャンテルの不安を嘲笑うかのように、例の不気味な電話がかかってきて……。
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- 頁数
- 288頁
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- 発行日
- 2010年06月15日
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- 著者
- ノーラ・ロバーツ
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- 訳者
- 三谷ゆか
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- 定価
- 817円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-91420-0
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- 書籍番号
- MRB-420 (初版N-308)
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- ミニ
シリーズ - オハーリー家の物語
- ミニ
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モニター
今回のヒロインは長女のシャンテル。華やかなハリウッドを舞台に、ストーカーをめぐるサスペンスあり、女優と一人の女としての葛藤ありと、まさにロマンスの王道です。また、ノーラ作品に欠かせない魅力的な家族の面々も登場し、ほんわかした気持になれるのが嬉しい作品。
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モニター
どうしようもなく惹かれあうシャンテルとクインの二人。仕事に徹しようとするシャンテルへのクインの気持ちが、いつしか「守らなければならない」という強い想いへと変わり、シャンテルの想いも変化していく・・・なかなか素直に本当の気持ちを打ち明けられずにいる二人に事件は迫ってくる。誰が犯人なのか、最後までハラハラした内容でした。一気に読み終わり、とても後味の良い作品でした。
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モニター
ストーカー対策に雇ったボディガードのクインと女優シャンテル。最初は反発しあっていたが、次第にお互いに特別な存在に変わっていきます。お互いの気持ちの移ろいが丹念に描かれていて、恋愛小説としても、また最後まで二人とともに犯人をドキドキしながら捜していくサスペンス小説としても楽しめます。
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モニター
粗野で型破りな男というだけあって、かなりの傲慢なヒーロー。私は大好きです。まず日本にはいないタイプだからでしょう。ありきたりのロマンスではなく、サスペンスもあるので読み応えがあります。さすがノーラ・ロバーツ作品ですね。氷の女王だけど、かなり情熱的でもあるヒロイン。二人のやり取りは読んでいて何度もニヤリとしてしまいました。シリーズ物なので、他の作品も読みたくなりました。
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モニター
反発しつつ惹かれ合う男女という、王道パターンです。ちょっと、ヒーロー、ヒロインとも共感しにくいキャラなのが、いまいち。同情できないというか。オハーリー家シリーズを初めて読みました。絶世の美女って、どうなのかなあと思います。
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モニター
この作品はⅠ、Ⅱを読んでいなくてもとっても楽しめる作品でした。ヒロイン、ヒーローの自分との葛藤がとても素直に感じ取れ、最後の謎は意外でしたがそれも、さすがハーレクインと思える結末で良かったです。皆さまにも読んで頂きたい作品です。私はⅠ、Ⅱも早速読んで見ようと購入してしまいました。
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モニター
ノーラ・ロバーツの勝気なヒロインは苦手なことも多いんだけど、このヒロインは逆にその勝気さこそが魅力的でした。美貌の女優としての華々しさを持ちながら愛情深い一面も見れたし、素敵な女性だなぁと感じましたね。 対するヒーローもそんなヒロインに負けないくらい意志が強く逞しくもあり、お互いぶつかり合いながらも相手を理解し惹かれていく過程がとても丁寧に描かれていました。ヒロインに迫る魔の手の正体、全然わからなくてラストは驚きでした!
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モニター
女王様シャンテルの登場です。女優として、そして長女として、あざやかにその地位に君臨しています。そこに謎のストーカーの影がちらつき、クインに守ってもらいたいと思う弱い自分が生まれますが、決してこびることなく彼と向き合います。そんな彼女に勝手な先入観を持っていたクインが「おや? 何か違う」となるところがおもしろかったです。長年連れ添ったオハーリー夫妻が相変わらずラブラブで(笑)うらやましいですよ。
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モニター
お互いにどうしようもなく惹かれあっているのに、なかなか想いを伝えあえない二人。シャンテルの共演者の俳優に嫉妬するクインは可愛かった。華やかなハリウッドを舞台にストーカーの正体の謎など読み応え抜群です。オハーリー家の他の物語も読みたくなりました。
メリーランド州に育ち、1981年『アデリアはいま』でデビュー。以来、天性のストーリーテラーとして精力的に執筆を続ける。98年『マクレガーの花婿たち』で初めてNYタイムズのベストセラーリスト第1位に輝き、翌99年以降の作品はすべてランクイン。J・D・ロブ名義で書いたものも含め、160作以上のベストセラーを世に送り、総発行部数は4億部を超える。