mirabooks
革命を逃れ、祖国ボーモンターニュを離れて10年。王位を継ぐべき第一王女ソーチャはスコットランドの孤島に身をひそめていた。王家からの便りは来ず、妹二人の行方も知れない。悲嘆に暮れていたある日、島にアルノーという漁師が流れ着いた。ソーチャは無骨な彼にいらいらする半面、不思議と好意も覚えた。その翌日、彼女の部屋に火が放たれた。身の危険を感じたソーチャは自力で帰国しようと決意し、体の大きなアルノーに護衛を頼む――片目を布で覆った彼が、実は姿を偽った隣国の王子、死んだはずの許婚だとは気づきもせず。
-
- 頁数
- 480頁
-
- 発行日
- 2010年06月15日
-
- 著者
- クリスティーナ・ドット
-
- 訳者
- 南亜希子
-
- 定価
- 933円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- ISBN
- 978-4-596-91419-4
-
- 書籍番号
- MRB-419
-
- ミニ
シリーズ - ロスト・プリンセス・トリロジー
- ミニ
-
モニター
とても純真無垢な王女ソーチャは母国を離れて10年。死んだはずの隣国の王子は身分を隠してソーチャを母国に連れ戻して自分の国を取り戻す旅をします。ソーチャとレインジャーの男女の駆け引きがとてもおもしろかったです。やっぱり女性は強いですね。
-
モニター
ジャンルはリージェンシーとのことですが、ヒロインたちの旅路は大部分が辺境の地なので、中世ものの雰囲気を感じる物語でした。修道院から出た世間知らずの王女の行動と言動にハラハラしながらいっきに読ませていただきました。妹の王女たちが登場する前作2話は未読ですが、最終話から読んでも話がわからないということはありません。しかし読後は妹たちの冒険(?)のお話もぜひ読んでみたくなりました。
-
モニター
ヒロインは修道院育ちの純粋培養の文字通りのお姫様、死んだと思っていた許婚の王子様とめぐり合えたものの、彼が身元を隠したばかりにすんなりとは行きません。最初はひとりよがりな態度が目に付いたヒーローだけど、ヒロインの自分への悪口を盗み聞きしてヘコむ姿には思わず笑い。彼の悲惨な過去が明らかになるにつれ、いつしか応援してしまいました。純粋なヒロインを愛することで、傷ついた心が癒されて本当によかった。
-
モニター
1、2話を読まずにいきなり最終巻から読み始めたのですが、全く違和感なく一気読みの面白さでした。ヒロインの王女らしい無邪気な大らかさが魅力的ですし、ヒーローもつらい体験に裏打ちされた懐の深さがチラチラ見えるのが良いです。修道院長、ヒロイン祖母、悪役…脇役も人物造形が確かです。早速、1、2話を入手しました! 楽しみです。クリスティーナ・ドットらしい読後感の良いプリンセスストーリーでした。
-
モニター
純真な王女ソーチャと過酷な過去を持つ隣国の皇太子レインジャーのボーモンターニュ王国への旅。その中でお互いに知り合うことで、人として成長するレインジャー。さまざまな体験から愛することを学ぶソーチャ。前半はユーモアたっぷりでしたが、後半は息もつかせぬ展開がくりひろげられます。3部作のラストを飾るに相応しいお話でした。
-
モニター
シリーズ1.2作でも姿を見せたヒーローがついに登場ということで期待して読みはじめました。緊迫感がある展開、そしてユーモアのある場面もあって一気に読めました。この作品だけ読んでも十分楽しめますが、シリーズ3冊をはじめから読む方がおすすめです。
-
モニター
シリーズ1、2作を読んでいないので、最初の数ページは少し読みにくかったですが、勢いに乗ると後は一気読みでした。過去に女性で酷い目にあっているヒーローが、辛酸をなめた後、純粋なヒロインにメロメロになっていくところが非常に面白かったです。1、2作目もぜひ読みたいな、と思いました。
著作豊富なベテラン作家で、アメリカロマンス作家協会RITA賞、ゴールデン・ハート賞など、数々の受賞歴を誇る。NYタイムズのベストセラーリストでも常連。計算しつくされた構成と斬新なストーリー展開で読者を魅了する、ヒストリカル・ロマンス界屈指の実力派。