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アビーは有名レーサーに見初められ18歳で花嫁となったが、幸せな結婚ではなかった。夫はうぶな妻に飽きて不貞を繰り返したあげく事故で他界。小さな牧場のほか何も遺されず、彼女は貧しくも独りで子供を育ててきた。夫に関する本の出版依頼も、子供が父親の“真実”を知って傷つくのを恐れ、断ってきた。だが日々の支払いに困っている今、背に腹はかえられないと、アビーは一流作家のディラン・クロスビーの泊まり込み取材を受けることにする。ところがディランははじめから彼女のことを贅沢好きの未亡人と決めつけていて……。
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- 頁数
- 304頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2010年04月15日
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- 著者
- ノーラ・ロバーツ
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- 訳者
- 立花奈緒
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- 定価
- 817円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-91413-2
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- 書籍番号
- MRB-413 (初版N-300)
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- ミニ
シリーズ - オハーリー家の物語
- ミニ
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モニター
昔読んだ作品で、ストーリーも覚えているにも関わらず、読み始めたら止まりませんでした。長編作とは異なる短い作品ならではのすっきり感と、今後に続く楽しみの両方が盛り込まれ、シリーズを完全制覇するしかなくなります。懐かしいけど家族がテーマだから全然古くない。今の私に響いてくるいいせりふに感動し、ノーラのすごさを再確認させていただきました。
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モニター
貧しくても自分の力でがんばって子供を育て、牧場で働くけなげなヒロイン。ヒーローはそれを知らず、最初から「贅沢好きな未亡人」と決め付けていて・・・という話ですが、読みながら「早く本当のことを打ち明けて!」と思いつつ、それを言えない気持ち、事情もわかるし、とやきもきしながら一気読みしてしまいました。芯の強い素敵なヒロインに涙してしまいます。ヒーローも素敵でした。今回の作品にも登場する他の姉妹、それから名前のみの登場の兄のロマンスも気になりました。これからの刊行を楽しみに待つシリーズになりました。
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モニター
徐々に明かされるアビーの過去の結婚生活と現状には、ディラン同様言葉を失いました。母親としても女性としても強く美しいヒロインです。そんなアビーを贅沢好きの未亡人と決め付けるディランとの恋模様は、ハラハラしながら最後まで楽しませてくれます。また、オハーリー家の面々が最高に魅力的です!!家族の愛をとても感じます。クールで妖艶な長女と、自由で楽天家な三女がどんな恋をするのか…続刊が楽しみでなりません!
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モニター
亡くなった夫に関する本の出版依頼には、色々な秘密が隠されていて、最後までその理由が気になって、読み切りました。ちっちゃな怪獣ちゃんの言葉には、笑えました。
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モニター
家族って良いなと思える作品でした。ロマンスもありますが、主人公アビーがこれから築こうとしている家庭、両親・三つ子姉妹との関係がとても素敵です。4ヵ月連続刊行ということなのでとても楽しみです。兄トレイスが名前だけの登場だったので気になります。
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モニター
ディランは有名な伝記作家である。今度の仕事は彼が三年間暖めてきた企画。人気も、賞金も、サーキット最高のレーサーだったチャックの未亡人アビゲイルのインタビューだ。ダイヤ・ミンク・莫大な遺産に恵まれた彼女が何故このうらぶれた小さな牧場で暮らしているのか? 彼が目にした真実とは? 貧乏生活の中で二人の息子を育て必死に生きていく彼女に驚きつつも心引かれ行くディラン。二人の恋の行方は? 読んでいてホロリとさせられる本でした。
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モニター
出だしは姉妹が誕生する楽しそうな雰囲気でした。しかし次第に、夫に裏切られて傷つけられたヒロインと、その夫の伝記を書くためにやってきた伝記作家のヒーローの話がはじまると、ヒーローは思い込みが激しくてヒロインを自分の思い描く悪女にはめ込もうとするなど、少し重たかったです。しかし子供達とヒロインの家族がいい味をだして、話を和やかにしています。子供達も巻き込み、最後に二人が結ばれたときは肩の力が抜けました。他の姉妹達の話も読みたくなりました。
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モニター
オハーリー家の次女アビーの物語。有名レーサーだった亡夫と彼女の結婚生活の本を出す為に取材にきたディラン。最初は心を閉ざしていたアビーですが、段々と惹かれつつも、現在の家庭環境との葛藤で揺れます。亡き夫との出会いの書き込みが薄く感じました。偏見に満ちたディランが次第にアビーの本当の姿を見つけた時は心がホッとしました。アビーの家族たちが個性的で物語を楽しく彩ってくれています。
メリーランド州に育ち、1981年『アデリアはいま』でデビュー。以来、天性のストーリーテラーとして精力的に執筆を続ける。98年『マクレガーの花婿たち』で初めてNYタイムズのベストセラーリスト第1位に輝き、翌99年以降の作品はすべてランクイン。J・D・ロブ名義で書いたものも含め、160作以上のベストセラーを世に送り、総発行部数は4億部を超える。