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友人が次々に結婚し、ノークロフト伯爵オリヴァーは取り残された気分だった。結婚に抵抗がない自分がいちばん長く独身でいるとは皮肉なものだ。田舎の領地に戻って退屈していたある日、彼の屋敷に気を失った淑女が担ぎ込まれてきた。麗しい女性は我が家を訪ねてきたようだが、目を覚ましたとき、いっさいの記憶をなくしていた。オリヴァーは素性を訝しみながらも、瞳に不安をたたえた彼女にしだいに心惹かれていく。だが、偶然に思えたこの出会いには思いもよらない計画が隠されていた。記憶喪失は彼女の演技なのか、それとも……。
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- 頁数
- 400頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2010年04月15日
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- 訳者
- 皆川孝子
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- 定価
- 901円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-91411-8
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- 書籍番号
- MRB-411
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- ミニ
シリーズ - 独身貴族同盟
- ミニ
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モニター
独身貴族同盟の最後の一人になったヒーロー、呪いや魔法、魔術と何やらいわくありげなヒロイン。二人の丁々発止のやりとりと、二人を取り囲む登場人物がそれぞれ魅力的である。思わず笑ってしまう場面が多々あり面白い。呪い、魔法等ユニークな題材を織り込んだ作品だが、違和感なく楽しく読める。気分が落ち込んでる人はぜひ読んでほしい。希望としては、それぞれの家族のその後の様子を織り交ぜた作品を読んでみたい。
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モニター
記憶喪失の淑女の魅力に惹かれつつも、その素性が気になるノークロフト伯爵オリヴァー。謎の麗しい女性との偶然の出会いが、偶然ではなく過去からの運命に導かれていたとしたら…運命に翻弄されるオリヴァーの葛藤がページをめくるうちにドンドン差し迫ってきて、読み応えがありました。
読んだことのない作家さんの作品は、なかなか書店で手に取り買おうという行為に一歩踏み込めないでいたのですが、モニターで新しい作品に出会えました。ぜひまた、モニター募集してください。お願いします。 -
モニター
結婚願望があるにもかかわらず、仲間の中で最後の独身男となってしまったヒーロー。ヒロインとの出会い方は普通ではないため、なかなか素直になれないのは仕方がないのでしょうね。心が決まってからは、思いやりあるお茶目なところが◎。周囲の人々も個性的で楽しめました。みんな幸せになって良かったと思えるシリーズでした!!
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モニター
<独身貴族同盟>の最終話。前3作から、楽しみにしていた話です。このシリーズは、とても大好きです。最終話は、魔法(呪い)も絡んできます。ロマンスの中に、パラノーマル的な話も入って、最後まで楽しく読みました。魅力的なヒーローと、ヒロインのロマンス、楽しめること請け合いです。
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モニター
最終話を飾るこの本もヒロインとヒーローの掛け合いがとても面白く、ヒロインの押しが強い所や、ヒーロー母や脇を固める面々がひとくせもふたくせもある所など、読み所満載でとても楽しめました。お勧めです。
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モニター
呪いを解くためにヒーローとの結婚を決意したヒロイン。叔母の策略(魔法?)で記憶喪失になり、ヒーローと出会い惹かれあう様子が丁寧に描かれています。魔法や呪いといったパラノーマル要素が必要だったのか疑問ですが、記憶喪失のスパイスが効いています。
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モニター
シリーズものですが、前作を読んでなくてもとても楽しめました。男の人にしては珍しく愛のある結婚を望むヒーローに対し、呪いのためにヒーローと結婚しようとするヒロインのお話なのですが、ヒロインが記憶喪失になってヒーローに出会うなど、いろいろな要素がてんこ盛りのようにでてくるので、息つく間もなく読み終えてしまいました。シリーズの完結なのですが、前に戻って他の作品も読みたいと思いました。
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モニター
最近読んだ中で一番面白かったです! ページ数の多さに始めは戸惑いましたが、まったく気にならないほど物語に引き込まれました。私としては、この作品に登場するヒーローはとにかく可愛かったと思います。ヒロインは頭の回転がよくてさっぱりとした性格なのが清々しくて好きです。続き物の最終巻でしたが、他の作品を読んでいなくても問題なく読めました。他の巻もぜひ読みたいです。
ネブラスカ大学を卒業後、TVレポーターとして華々しい成功を収めたのち、1995年に作家デビューを果たす。これまでに20作以上のヒストリカル・ロマンスを世に送りだし、そのたびに各紙ベストセラーリストの上位に登場している。夫はTV局の元同僚で、彼の名前は作品中の亡夫役としてしばしば使用されているという。ネブラスカ州オマハ在住。