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超能力を持つ一族同士として対立してきたレイントリーとアンサラ。にもかかわらずユダ・アンサラは7年前、マーシー・レイントリーと一夜をともにした。一緒に過ごしたのは束の間だったが、ユダの血は熱くたぎり、何度も求めずにはいられなかった。しかしユダにとってマーシーは、いずれ滅ぼすべき一族の王女。今、ユダはアンサラの王となり、マーシーと再会しようとしていた――彼女を自らの手で葬るために。だが、このときユダはまだ知らなかった。父の訪れを心待ちにする6歳の娘、二人の間にできた運命の子、イヴの存在を……。
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- 頁数
- 304頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2010年03月15日
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- 著者
- ビバリー・バートン
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- 訳者
- 中野恵
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-91409-5
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- 書籍番号
- MRB-409 (初版HTP-33)
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モニター
世界観は現代のそれなのに、何故だか中世時代のヒロイックファンタジーを読んでいるような錯覚に陥りました。壮大な物語の世界に引き込まれ、読み終え、一夜たった今でも、その興奮は抜けません。何度でも読みたくなる作品です。一族への愛情の深さ、家族への想い、複雑に絡み合ったマーシーとユダの愛の行方は・・・。読み始めたら、先が気になって、本を手放せません。
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モニター
レイントリー3部作の最終話。対立するレイントリー一族の王女マーシーとアンサラ一族の長ユダとの恋の行方は…。闘いに決着はつくのか…。ハラハラドキドキの連続で、一気に読んでしまいました。中盤までは1話、2話と並行してストーリーが進むのですが、先に前作を読んでいただくとより楽しめると思います。6歳にして美しく賢明な二人の子供、イヴが印象的でした。パラノーマルが苦手な方にもオススメしたいです。
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モニター
レイントリー3部作の最終話。どのような結末になるのかと気になって、いっきに読みました。読み応えがありました。一族と宿命、家族愛、夫婦愛、いろいろな要素がつまっていて、パラノーマルという枠だけではないものがありました。イヴという運命の娘がどんな結末を運ぶのか、2作を読んでいるとなおさら、この3作目だけでも十分読み応えがあります。
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モニター
超能力を持つ一族同士として対立してきたレイントリーとアンサラのシリーズ3部作の完結編。アンサラのドラニール(王)ユダと、レイントリーのプリンセス・マーシーのお話です。ユダはレイントリーを滅ぼすという使命とマーシーへの想いの狭間で苦しみながら、敵地に乗り込み、そこで6歳の娘イヴの存在を知ります。この3部作は、ちょっと珍しい、超能力を持つ人々のお話ですが、私はとても好きですね。特に今回は両方の部族の王家の血筋を引くイヴを守ろうとするマーシーの母性が光ります。イヴも、純真で素直で、しっかりしていて、とてもチャーミングな女の子です。読後感がさわやかな作品です。3部作まとめて読まれることをお勧めします。
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モニター
レイントリー最終話、前作2作を読んでいたので、読みたくてたまらなかったです。一気に読んでしまいました。レントリーとアンサラの最終対決はハーレクインの作風とは一味違ったファンタジー作品。ハーレクイン(恋愛)とファンタジーの2つを味わえます。
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モニター
第1部から第2部へと舞台の場を広げた<レイントリー3部作>、ついに決着! ヒロインはレイントリーの王女マーシー。彼女の娘の名はイヴ。その父親が、レイントリーの敵であるアンサラ一族の長というのだから目が離せません! 敵対し合う2つの種族の行く末や、1部と2部のヒーローであるダンテ&ギデオン兄弟とその恋人たちの未来も含め、先の展開が気になる事必至です!とても楽しめました。
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モニター
この話は三部作でできてますがこの話を読むだけでも充分物語を楽しめます。今まで読んだハーレクインの話は子供がでてきてもそんなに重要じゃないことが多かったけどこの話はイヴがいないとすすまない話でした。なので今までのとは違う話が読めます。
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モニター
生まれながらにして敵同士のユダとマーシー。しかし彼女は、彼は敵とは知らずに一夜を共にした過去があり、かわいらしいプリンセスを授かってしまう。一方、それを知らずに過ごしてきた彼。六年後、再会した二人は、そのプリンセスの存在を介して大きく運命を変えていく。特殊な能力を持った人々のお話は不思議な気分になり、あっという間に読み進めました。そして、前作も読んでみたくなりました。
9歳の頃に初めての小説を執筆。結婚して2人の子供をもうけるまでは短編、台本、詩、小説を書きつづけていた。子育てが一段落した30代半ばに再び書くことを始め、1990年に作家デビュー。その後60作を超える作品を発表し、NYタイムズ、USAトゥデイのベストセラーリストの常連となる。世界的人気作家リンダ・ハワードから賞賛され、マギー賞、全米読者選賞など数々の賞にも輝いた名実相伴う実力派作家。