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国際的法律家のソフィーは世界平和のため家庭も顧みずに働き、離婚も経験した。だが、ある事件で命を落としかけ、家族の大切さを思い知る。キャリアを捨て、元夫が引き取った子供のいる湖畔の町に住むことにした彼女だったが、初日に雪道で事故を起こし、地元の獣医師ノアに助けられた。その後も、町に不慣れな彼女を世話してくれるノアにときめく一方、理性では自分にはもう恋など無縁だとわかっていた。ところがある日、ソフィーは募る想いに屈して思わず彼にキスしてしまう。それが障壁だらけの切ない恋の始まりとも知らずに。
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- 頁数
- 544頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2010年03月15日
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- 著者
- スーザン・ウィッグス
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- 訳者
- 霜月桂
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- 定価
- 1,089円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-91408-8
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- 書籍番号
- MRB-408
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- ミニ
シリーズ - レイクショア・クロニクル
- ミニ
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モニター
一言で言えば、色んな意味で切ない気持になる内容でした。働く母として、妻として、そして女として何が1番なのかを考えさせられたような気がしました。時々、働きながら育児をしていた時の自分に重なり、胸がぎゅっと苦しくなる感じもしたり、ただの恋愛小説ではないかもしれません。ソフィの生き方には感動しました。
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モニター
バリバリのキャリアウーマンのソフィーと年下の獣医師のノアの物語。殺人事件など大きな事件があるわけでもないが二人の心の葛藤やすれ違いを自分がヒロインになったような気分で追っていけます。スーザン・ウイッグスらしい心あたたまる作品です。
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モニター
素晴らしかった!!の一言です。ソフィーの母親としての悩み、再び女性として愛されることの喜びとせつなさが、それこそ全編にちりばめられています。ロマンスだけではなく、等身大で悩んでいる家族の絆と再生、美しい冬の湖畔の描写が物語に深みを与えています。シリーズを順に読んでいくのがお勧めですが、この巻だけでも十分楽しめます。次は誰がヒーロー、ヒロインになるのでしょうか?
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モニター
国際法律家のヒロインがある事件をきっかけに家庭の大切さに気付きます。夫と暮らす子供たちとの溝は深くヒーローに助けられながら関係を修復していきます。年下ヒーローの懐の深さが印象的でした。
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モニター
キャリアを捨て、子どものいる町へやって来たソフィー。そこでノアという男性に出会い、お互いに惹かれて行きます。ただ、ノアはソフィーより10歳年下。ソフィーは愛するがゆえに年齢や将来のことで悩み、距離を置いてしまいます。もどかしく思いながら読んでいましたが、ノアの寛大さというか愛の深さにじーんと来てしまいました。愛に年の差なんて関係無いと改めて感じました。
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モニター
レイクショア・クロニクルシリーズ4作目の本作品。ソフィーは今まで生きてきた人生を振り返り、大事なものを取り戻そうと葛藤する中で、ノアのチャーミングで素直な生き方に感化され導かれて本当の幸せを知る・・・。エリート法律家のソフィーと獣医のノアのストーリーを軸に脇を個性的で魅力的なキャラクターが次回作(?)の伏線を張るように登場しスピンオフもちらほら、物語をより深みのあるものとして盛り上げています。この作品をシリーズの中で最初に読まれたとしても、読後前作、前々作と読んでみたくなること請け合いです。
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モニター
レイクショア・クロニクルシリーズの第4弾。離婚後ある事件で命を落としかけ家族の大切さを知ったヒロイン、ソフィーがキャリアを捨て、子供たちが住む湖畔の町へ帰ってきます。そこで地元の獣医ノアと知り合い物語が始まります。30代後半で孫もいるソフィーがヒロイン?と最初は驚きました。でも読んでいくうちに彼女の考え方、行動に共感し、応援したくなりました。恋の相手ノアも凄く魅力的(ソフィーが羨ましい)で二人が色々な障害を乗り越えて結ばれるまで目が離せません。シリーズの他の作品も読みたくなりました。
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モニター
初めて読ませていただく作家の方でしたが、心にぐっと語りかける力のある作品でした。人を愛することにどれだけ時間が経過していようとも、過去どれだけ失敗をしていようとも関係なく、今どれだけその人を愛してあげられるかということが重要なんだと教えてくれる作品でした。読み出すと止まらずグイグイ作品に引き込まれ、時に涙し時に笑顔にさせてくれる1冊でした。オススメです。
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モニター
ヒロインは38歳の超キャリアウーマン。離婚して二人の子どもの親権は元夫に。ある事件をきっかけに、都会育ちの彼女がエリート人生を捨てて田舎で自分の人生を取り戻そうとする。ヒーローは偶然出逢ったハンサムな年下の獣医。読み終わった後、心がほっこり温まるような優しさに溢れた物語です。
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モニター
主人公についてもそうですが、主人公を取り巻く人々、娘や息子、元旦那や娘の彼氏など多くの人の悩みや葛藤が丁寧に描かれていてとてもよい作品でした。
ニューヨーク州生まれ。ヨーロッパで教育を受けたあと、ハーバード大学で科学の博士号を得た。読書好きが高じて第一子妊娠中に小説を執筆、1987年に念願の作家デビューを果たす。その後、数学教師のキャリアを捨て、著作に専念。現在は数々の出版社から歴史物や現代物の新作を発表する傍ら、小説執筆の講師を務めるなど精力的に活動している。RITA賞など権威ある賞の受賞歴も多数。