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ロサンゼルスにある父親のオフィスで、ジリーは危険なほどゴージャスな男に出会う。彼の名はコルトレーン――父の会社の顧問弁護士で、愛する弟の職を奪った宿敵だ。謎めいた緑色の瞳に思わず心乱されながらも、ジリーは敵意をむきだしにする。だが数日後、コルトレーンは自宅が火事になったと言ってジリーたち姉弟の暮らす豪邸に住みついてしまう。警鐘を鳴らす理性とは裏腹に、巧みに仕掛けられた誘惑の罠にとらわれていくジリー。彼の目的は一体……?
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- 頁数
- 384頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2010年02月15日
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- 著者
- アン・スチュアート
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- 訳者
- 風音さやか
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- 定価
- 880円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-91404-0
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- 書籍番号
- MRB-404
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モニター
姉と弟、そして屋敷のために一生懸命なヒロインと、復讐のために策を弄するヒーロー。お互いの惹かれあう様子が、脇役たちの思惑と複雑に絡み合って、次はどうなるんだろうとページをめくる手が止まりませんでした。屋敷の幽霊カップルがいい味を出していて、せつない感じが良かったです。
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モニター
ヒロインは、問題を抱える兄弟姉妹を守ろうとする、強いけれども純粋な女性です。彼女に近づくヒーローの目的は何だろうと考えながら一気に読みました。謎とサスペンスだけではなく、途中ユーモアもあり楽しめました。読み応えたっぷりのロマンティック・サスペンスで、作者の他の作品も読んでみたくなりました。
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モニター
ハリウッドで最も興味深い闇の家の物語。この家にはそれぞれの人生を生きている三人の孫が住んでおり、昔心中した二人の男女の幽霊も住んでいた。真ん中の娘のジリーは父の顧問弁護士をしているコルトレーンに出会う。彼は謎めいた緑色の瞳をしており何か隠したような姿に敵意を持ちながらも引かれてしまう。たびたび登場するふたりの幽霊。彼らは家中を歩き回りいろいろな事に首をつっこみ、上品な葉巻タバコと高級な香水の匂いを残し消えてゆく。この二人のtwitter・・つぶやき がとても面白かった。最後のドンデン返しでこの闇の家にまつわる事件が解明される所は胸がドキドキしました。結構読み応えのある本でした。
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モニター
主人公(ジリー)と主人公の姉の二つのロマンスの行方が、最後まで目が離せない感じで進行していくところと、コルトレーンの目的がかなり謎で最後まで楽しめました。次回作も是非読みたいと思いました。
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モニター
ふわふわの生クリームのショートケーキはお好きですか? でも人生にはビターなチョコも必要よ! という方にはぴったり!! キャラクターの魅力にグングン惹きつけられます。主人公の熱い愛、サブキャラの清純な愛。どちらがお好きですか? パラノーマルなスパイスを効かせたビターチョコをどうぞお楽しみください。
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モニター
ヒーローはヒロインの父を滅ぼすためヒロインに近づきます。危険な男だと気がつきつつも惹かれるヒロイン。幽霊が出るという曰く付きの大邸宅が舞台となり、そこには家族の秘密だけでなく過去の殺人も隠されています。緊張感あふれる展開でどんどん引き込まれていきました。面白かったです。
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モニター
この著者の作品を初めて読みました。オカルトタッチ?のサスペンス恋愛もの。つまり色々なスープを混ぜ合わせた欲張りな1冊だなぁと思います。私個人的には、メインをガッツリ食べたかったなぁという感想ですが。
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モニター
読み始めたら途中でやめられず、結局最後まで一気に読んでしまいました。ロマンス以外にも復讐、殺人、幽霊など盛りだくさんの内容で、読み応え十分です。冷酷で計算された行動の裏に、時折優しい思いやりがのぞいたりする魅力的なヒーローに、ヒロイン同様引き込まれました。ダークな面を持っているからこそ、余計に魅力的に見えるってことありますよね。アン・スチュアートらしい満足できる一冊でした。
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モニター
登場人物がそれぞれ個性的でストーリーの展開が速くハラハラ、ドキドキしながら一気に読めました。非常な男コルトレーンと母性愛のあるリジーが引かれていく様子が素敵でした。
数々の受賞歴を誇る全米ベストセラー作家。少女のころから文章を書くのが好きで、25歳のときに初めて小説を出版。以後、幅広いジャンルで旺盛な執筆活動を続ける。官能的なタッチとスリリングな展開が世界中で人気を博し、“ロマンス・フィクションの旗手”との呼び声も高い。現在ヴァーモント州に夫と子供たち、賢い犬と猫たちとともに暮らす。