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その刑事の捜査方法は、実に奇妙なものだった。殺害現場で遺体のそばにうずくまり、まるで死者に語りかけるようにつぶやいている。ホープはその新しい同僚、ギデオン・レイントリーを少し離れて見つめていた。高級なスーツに身を包み、刑事には見えない雰囲気をたたえているが、高い検挙率を誇る優秀な人物だ。まさか犯罪組織とかかわって情報を得ているのでは? ホープは思いきって彼に疑問をぶつけた。するとギデオンはこう答えた――僕は死者と話せる、と。初めは冗談だと思ったホープだが、やがて信じられない出来事が……。
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- 頁数
- 304頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2010年02月15日
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- 訳者
- 杉本ユミ
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-91405-7
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- 書籍番号
- MRB-405 (初版HTP-32)
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モニター
1週間で、ヒーロー、ヒロインが出会って事件が起き、恋に落ち、事件と恋が進展するスピーディな展開で、あっという間に読み終わりました。3部作の第1話が未読なのですが、謎めいたレイントリー一族と宿敵の関係の説明はほぼ主人公のモノローグだけなのでちょっとわかりにくかったです。ボリュームも少なかったように感じました。せっかく素敵なヒーロー、ヒロインなのでもう少しふたりを知りたくなりました。未読の1話と、最終話を読みたいと思います。
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モニター
レイントリー一族の人間は代々特殊能力を持って生まれてくる。今回登場するギデオンは、前回登場したダンテの弟で、彼は周囲に存在する電流を即座に感知でき、強力な電流をつくりだす能力と死者と話が出来る能力を持っている。ホープはこの死んだ被害者と話をする刑事を見て驚く。レイントリーといろんな事件を一緒に取り組んでいるうちに彼の恐るべき能力に引っ張りこまれる。本当にこんな能力を持った人が存在するのだろうかなどと考えながら夢中なって読んだ。なかなか興味深い面白い本でしたよ。皆さんもいかがですか?
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モニター
愛に臆病な二人の話。ヒーローは、生まれ持った一族の能力故に女性との関係を恐れ、ヒロインは、家族との関わりにより、常識的でいなければと頑なになっています。そんな二人が出会い、変わっていく姿が印象的。現状から一歩踏み出す勇気、人を信じ、愛するということを改めて考えさせられました。クールでハンサム、渋い大人なヒーローが魅力的です。
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モニター
代々特殊な能力を受け継ぐレイントリー一族。ギデオンは殺人課刑事であり、電気エネルギーを操り死者と話せる能力を持っています。検挙率の高いギデオンに疑いの目を向ける、新しい同僚のホープ。2人は徐々に惹かれ合います。レイントリー一族を付け狙う不気味なアンサラ一族に、ホープも狙われます。2人の魅力に引込まれ、短時間で読み終えました。次作も読みたくなる作品です。
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モニター
普通の人にない力があり孤独でもあるが、とても女性を魅了するギデオンがホープと出会い真剣に愛するようになるまでのストーリー。それと並行して刑事として力を働かせて事件を解決する日々の苦悩や、殺人事件の犯人を追う緊迫感と、近い未来の娘の霊魂との出会いもあり、どう展開するかぐっと惹きつけられました。二人のホットなシーンもたっぷりとあり素敵でした。
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モニター
シリーズ第1話を読まず、今作第2話を読んだが、最後の最後までドキドキハラハラ。読み応え十分のロマサス。今作の主役であるギデオンは、私から言わせると胡散臭い能力の持ち主。その能力を刑事の職に役立て、殺人事件の犯人捜し、そしてパートナーとのロマンス駆け引き。その混ぜ方が絶妙。神秘的な内容盛りだくさん、超能力を信じない方もいつの間にかレイントリー一族の魅力に取り付かれるはず。
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モニター
死者と話し、電流を自在に操る事ができる刑事ギデオンは、その特殊能力と職業故に家族を持つ事を諦めている。新しいパートナーの女性刑事ホープは、恋より仕事に情熱を注いでいるガチガチの常識派。こんな二人が出会ったら、そりゃあ火花も散るでしょう。ぶつかり合いながらも、次第に心が触れあい、お互いを大切な存在として認め合っていく…。仕事はできるけど、恋に臆病なホープ。共感できる部分が多いですね。それにしても、穏やかで優しくてクールでホットなギデオン。カッコよ過ぎだよ~。その後が気になるので、全話読破は必須かも。
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モニター
電子エネルギーを自由に操り、死者と会話の出来るヒーロー・ギデオン。美しく仕事も優秀なのに自らの家族関係から他人に心を開く事が出来ないヒロイン・ホープ。二人は出会った瞬間から惹かれ合いますが、なかなか恋に発展しません。そんな二人の恋の行方を軸に、ヒーロー・レイントリー一族を狙うアンサラ一族との戦いが展開されます。3部作の第2話である本作を読んだだけなので、第1話の内容は分かりませんが、最終話へと繋がるラストになっていただけに第3話が気になりました。
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モニター
代々特殊な魔力を持って生まれてくるレイントリー一族。三部作の二話目の主役は一族の長の弟ギデオン。殺人課の刑事でもある彼が新しいパートナーと出会うところから物語は一気に加速していきます。すばらしい青い目を持つハンサムなヒーローと、過去の失敗した恋のせいで臆病になっている美人で魅力的で頭まで切れるヒロイン。引き込まれるように読みました。三部作ですが、この作品だけでも楽しめますよ。でも・・前作や次作も読みたくなると思います。
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モニター
読み始めたらぐんぐんひきつけられて一気に読み終えてしまいました。ヒーローの不思議な能力を時には自分自身ももてあましていたり未来の自分の娘が出てきたり・・・又、新しい同僚であるヒロインとの駆け引きとホットなロマンスもとても楽しかったです。
ヒストリカル・ロマンス、パラノーマル・ロマンス、ロマンティック・サスペンスなど多岐にわたるジャンルで50作以上の作品を発表している実力作家。RITA賞の最終選考に3度残ったのち、ついに2004年、リンダ・ファロンの名で書いた作品で、パラノーマル・ロマンス部門での受賞を果たした。アラバマ州北部在住。