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悲しみをつつむ夜に
死んだはずの男が生きている…。キャットは仇敵を追って旅に出た――心配してくれる恋人には何も告げずに。『孤独な夜の向こうに』に続く感動のドラマ。
父を殺した男が生きていた! 銃撃戦の末に焼死した凶悪犯チュツオーラが命拾いした可能性があると知り、キャットは復讐の念を新たにした。チュツオーラの居所を示す発信器の信号は今またメキシコ国内を移動している。今度こそあの男を追い詰め、使命を果たす。それまで私は幸せになれない――彼女を心配してくれる恋人ウィルソンには何も告げず、キャットはひとり南へ車を走らせた。孤独に慣れたはずの心が恋しさで満たされるのを懸命に無視して……。
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- 頁数
- 400頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2009年11月15日
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- 著者
- シャロン・サラ
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- 訳者
- 竹内栞
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- 定価
- 859円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-91387-6
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- 書籍番号
- MRB-387
読者レビュー
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前作の『孤独な夜の向こうに』を読んで以来、ずっと待っていた続編。キャットの復讐が遂に終わりを迎えるのか、ドキドキしながら読みました。シャロン・サラの作品を読んでいると頑張れと応援している自分に気がつきます。これだけ悲しい目にあっているのだから、キャットには絶対に幸せになってもらいたいです。何と言ってもウィルソンとの恋の行方も気になります。途中でにウィルソンの家族との触れ合いがあり、ホッとしました。早く次が読みたいです。
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「孤独な夜の向こうに」のキャットは人を信じられず、色々な手助けをしてくれるウィルソンにもそっけない態度。前回のラストでは、長年探していたチュッオーラが死んだのかどうか・・・キャットとウィルソンはハッピーエンドなの?と次回がすぐに読みたくなりました。今回もラストが次回を読まないと心配な内容です。早く最終章を発売してほしい!!
オクラホマ生まれ。存在感のあるキャラクターと刺激的なプロットを得意とし、各紙ベストセラーリストの常連。実生活で様々な葛藤を経験した彼女の作品は、エンターテイメント性の高いサスペンスの中にも人間への深い愛情が込められている。作品で人を癒すことが最大の喜びと語る。近年ではダイナ・マコール名義でも多くの作品を著し、ひと味違った作風でファンを増やしている。