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白い薔薇で飾られたその舞踏会場で結婚式後の祝宴が開かれ、ライラは花嫁である幸せそうな親友の姿を壁際から眺めていた。親友が嫁いだのは社交界でも有名なモアランド公爵家。その変わり者揃いの公爵家の面々と、ライラもすっかり仲良くなっていた──ただ一人、コンスタンティンをのぞいて。末男の彼は調子がよく世慣れていて、堅物なライラと正反対。顔を合わせればついいがみ合ってしまうのだ。そのとき「踊ってもらえますか?」と声をかけられライラは振り向いた。そこにはコンスタンティンが目を煌めかせて立っていて……。
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- 頁数
- 544頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2019年03月15日
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- 著者
- キャンディス・キャンプ
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- 訳者
- 琴葉かいら
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- 定価
- 1,038円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2019年03月01日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91784-3
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- 書籍番号
- MRB-784
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- ミニ
シリーズ - モアランド公爵家
- ミニ
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モニター
シリーズ未読ですが面白かったです。会えばいがみあう二人が冒険を通じて息の合ったバディになり、愛と信頼で結ばれていくロマンスに夢中になりました。物語も意外性のある展開にハラハラして楽しかったです。過去作のメンバーが個性的で魅力的なので、彼らのロマンスを読みたくなりました。
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ドラゴン娘
お調子者で軽薄なヒーロー、品行方正で堅物なヒロイン。誰にも言えない秘密を抱えたヒロインのかたくなな仮面を少しずつ溶かしていくヒーローの大きな愛に心が揺さぶられます。前作の「貴方が触れた夢」を読んでから入ると謎解きも含めて一層深く堪能できます。
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モニター
モアランド家の双子のコンのストーリーです。モアランド家シリーズを読んだことある方は、あの双子がこんなに大きくなって!とビックリされると思います。キャンディス・キャンプの期待を裏切らない面白さと読み応えです!モアランド家シリーズを読んだことない方でももちろん楽しめます!そして他のモアランド家シリーズを読みたくなること請け合いです。
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モニター
全く正反対の二人が、「相手とは合わない」と何度も思い直すも、お互いのふとした行動や表情、考えにふれて、磁石のように惹かれあう、そんな様子が、ライラの生家で起こる謎解きと並行するように展開していき、ぐいぐいひきつけられて一気に読み切ってしまいました。相手に否定のしようもないほどに惹かれていく一方で、これまでの自分を守ってくれた人々との間で悩むヒロインは、美人だというのに(?)とてもけなげで励ましたくなりました。
新聞記者の一家に育ち、10歳のころから小説を書き始める。クリスティン・ジェイムズのペンネームも持ち、現代小説と歴史小説の両方を手がける人気作家として活躍中。欲望と陰謀の渦巻く19世紀のイギリスを舞台にした、ちゃめっけあふれる楽しい作品で知られているが、実はアメリカ出身で、生粋のテキサス人である。