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サブリナ・ランバートは、社交界の誰もが認める壁の花だ。とうに結婚をあきらめ、ひとりで生きていく覚悟を決めた彼女は、とある青年に出会う。燃えるような赤毛、息をのむほどハンサムな彼は、侯爵位を継ぐために英国へとやってきたハイランダー。ぱっとしない顔立ちではなく、心そのものを見てくれる彼に、サブリナは強く惹かれていく。しかし彼は、数日後に英国一の美女と結婚する運命にあった。完璧な二人の間に、平凡な自分が入っていけるはずもない──サブリナは切ない想いを胸に秘め、いい友人として彼に接するが……。
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- 頁数
- 448頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2019年02月15日
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- 著者
- ジョアンナ・リンジー
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- 訳者
- さとう史緒
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- 定価
- 978円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2019年02月01日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91781-2
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- 書籍番号
- MRB-781
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yuripeko
個性的な登場人物が織り成す恋の物語が面白かったです。軽妙な会話のやり取りや、情景描写のうまさはやっぱりジョアンナ・リンジーだなと思いました。重くなく楽しめる話です。作者のファンならぜひ読んでおいた方がいいです。他の登場人物のシリーズとかもあるのか気になりました。
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モニター
一族の悪い噂のせいで、結婚を諦めているサブリナですが、そのことに対してくよくよしないで、自然を愛する心で人生を楽しく、人に対しても楽しませようとしている姿が好印象でした。渋々英国にやってきたダンカンが、彼女に打ち解けて惹かれていくのもよくわかるだけに、ダンカンの結婚の行方がどうなっていくのか、二転三転する展開にハラハラドキドキしながら最後まで楽しめました!
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モニター
自分の不遇な立場にもめげない、ユーモアたっぷりの心優しいヒロインがとても魅力的でした。ヒーローの婚約者の悪意に何度も傷つけられても、いつもヒーローを思いやり、彼のためを思う言動が心を打ちます。ヒーローの婚約者へのちょっとした仕返しの言葉も、ヒロインの人間らしさを表す良いエピソードだったと思います。最初から最後まで、周囲の様々な悪意やお節介や思惑に振り回されるヒーローとヒロインですが、ヒロインの素敵な人物像が、それらの嫌な部分をうまく和らげてくれていると感じました。
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モニター
見た目の美しさではなく、常に自分らしくいることでヒーローの信頼を得るヒロイン。ヒーローとの恋が叶わないと知っても、自分を憐れむことなく、ヒーローを思いやる健気さが切なかったです。ヒーローは、ハイランダーならもう少し男らしさを感じさせて欲しかったなかな。ハンサムでお金持ちの公爵が二人の恋の手助け役だったけれど、彼の方がヒーローより男らしく、魅力的に思えたのが少し残念。
ヒストリカル・ロマンス界で最も人気のある作家の一人。NYタイムズ紙のベストセラーリストの常連で、1位に輝いた作品も多くある。