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生まれつき盲目だったケンドラは、最先端の手術によって視覚を得た。奇跡を起こしてくれた医師と10年ぶりの再会を果たした直後、彼は何者かに連れ去られてしまう。ケンドラは、一流犯罪コンサルタントのアダムとともに行方を追うが、捜査中、ある男の他殺体を発見する。そして被害者もまた、ケンドラに視力を与えたプロジェクトに参加していた。すべての真実を明らかにするためケンドラは自身を餌に黒幕をおびき出そうとするが、その行動がアダムの怒りと激情に火をつける。ついに二人は、固く守ってきた一線を越えてしまい……。
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- 頁数
- 544頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2019年01月15日
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- 訳者
- 矢沢聖子
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- 定価
- 1,038円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2018年12月21日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91778-2
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- 書籍番号
- MRB-778
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- ミニ
シリーズ - ケンドラ・マイケルズ
- ミニ
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モニター
この第4巻がシリーズの中で一番面白かった!! ケンドラシリーズ、お気に入りです。視力を取り戻してくれた恩人である医師を、陰謀から必死で救おうとするケンドラの芯の強さがいい。彼女の研ぎ澄まされた観察眼がとても良くいかされてる。最後のアダムの有無も言わさぬ手段がかっこいいと思ったわ。ふたりの関係は…少しは前進した!? 次巻、早く発売されないか待ち遠しい!!
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akabee
非常にスピード感があり、あっという間に読了! 長い盲目の生活経験で得た超人的感覚と優れた知性・勇気を持ったヒロインとクールで常に理性的なアダムとが、最新医療の闇に巻き込まれ、必死で危機を乗り越える。ヒロインの頭脳のキレと行動力には毎回興奮! 人間の能力やすばらしさという光の部分と、金や名誉・権力への執念という醜さのコントラストを描く内容が胸に迫り、読み応え十分! シリーズ全巻読んでみたくなりました。
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ぽぽ
なかなか進展しないケンドラとアダムの関係にやきもきする暇もなく進行するバイオレンスなサスペンスシーン、意表を突く展開にハラハラ、ドキドキの連続でした。サスペンスは恋のスパイスだけど、このストーリーは逆で恋がサスペンスのスパイスになってますね! サブキャラ達もそれぞれが強烈な個性で魅力的。丁寧に紡がれた精巧な場面展開は、まるで自分がその場にいるような臨場感がありました!
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モニター
アイリス・ジョハンセンは、初期の作品からずっとファンでもう20年以上のおつきあいです。特にサスペンス、犯罪ものが秀逸で、科捜研の女? CSI? のような本シリーズも、読み始めたら止まらない!! 待ってましたと一気読みでした。ヒロインの知的で精神的に強いところ、周囲のキャラクターの魅力的なところに好感がもてます。サスペンス映画にしてもいいんじゃないかなあ・・・。もちろん本作だけでも十分面白いですが、1作目から読むとより楽しめると思います。サスペンスが大好きな方には読み応え十分、男性にも読んでほしいですね。
1980年代に執筆活動を開始。90年代に入ると数々のヒットを連発し、ロマンティック・サスペンス・ブームの火付け役となる。本書の関連作でもある〈複顔彫刻家イヴ・ダンカン〉シリーズでサスペンス作家に転向、NYタイムズのベストセラーリストにこれまで多数の作品を送り込んでいる。