mirabooks
イングランド王の愛人だった母を亡くし、修道院で育てられたロザムンド。外界と切り離された静かな日々は、修道女となる前夜、突然終わりを迎える。父王が修道院を訪れ、今夜おまえは勇猛な騎士の花嫁になると宣告したのだ。しかも、会ったばかりの彼とすぐさま結婚を“完全なもの”にしなければならないと。意味もわからぬまま、気づけばロザムンドは誓いの言葉を口にしていた──荒々しくも繊細な顔立ち、歴戦の覇者にふさわしい鋼の肉体をした花婿アリックの隣で。その夜、夫は震えるロザムンドに触れようとしたが……。
-
- 頁数
- 512頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2018年10月15日
-
- 著者
- リンゼイ・サンズ
-
- 訳者
- 兒嶋みなこ
-
- 定価
- 1,019円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送
予定日 - 2018年10月05日(予定)
- 発送
-
- ISBN
- 978-4-596-91770-6
-
- 書籍番号
- MRB-770
-
ぐーちゃん
バリバリのラブコメです! ちゃんとロマンスなんだけど笑えて笑えて。ヒロインがとってもチャーミング。本人が真剣な分、おかしさが倍増します。女性不信の騎士と修道院しか知らないヒロインが、価値観の差を乗り越えてちゃんと夫婦になっていく過程が読み応えあります。これって今の普通の夫婦にもある永遠の課題で、ヒロインの心情に「あるある」と感情移入しました。全編を覆う事件の犯人当てのお楽しみ付きです。
-
ひかり
世俗を離れた修道院育ちヒロインと聞くと儚げですが、彼女は天真爛漫で大いに笑わせてくれます♪ 一方ヒーローは癇癪玉の塊みたいによくキレてその度に周りの者に抑えつけられ引きずり出されるという、騎士のイメージと程遠い人間味溢れた人。彼は何だかんだ言いながらも彼女を放したくない。そう、とっくにメロメロなんです。コミカルでありながら真面目な神学論と史実を織り交ぜた今作では歴史の見方も変わるかも!? 乞うご期待!
-
mint
修道女になろうとした王の娘が結婚…この設定で困難が待ち受けてるのが分かります。衝撃の初夜だし、その後のアリックのこじらせ具合がひどいです。ブラックを看病するロザ厶ンドに対する態度は頭が悪いの? ホントに王自ら選んだ優秀な騎士なの? と腹が立ったけど面白かったです。アリック父とロバートがいい味出してます。ヒストリカルなのに嫉妬深いアリックがとってもコミカルで、深刻なのになぜかこっちがウンザリするくらいで丁度良かったです。
ヴァンパイアの一族を描いた〈アルジェノ&ローグハンター〉シリーズや、ヒストリカル・ロマンスを中心に多くの作品を発表しているベストセラー作家。幼い頃から物語を書いていた彼女は、作家という職業に就けたことをとても幸運に思っているという。読者に望むのは、彼女の本を読んで日々のストレスから解放されること。もし時折笑ってくれたら、それは大きなボーナスだ、と語る。