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各地を転々としながらその日暮らしを続けるクィン。里親からの虐待、孤独、人間不信。彼女の人生は試練の連続だったが、新天地ラスベガスへ向かうその道中でも、新たな試練がクィンを襲う。交通事故現場で少年を保護した直後、何者かの発砲を受けたのだ。しかし、瀕死で警察署に逃げ込んだ彼女は知らなかった。たくましい腕で抱きとめてくれた刑事が、かつて一人だけ心を許した少年──20年前に同じ里親のもとで絆を結んだ、ニック・サルダーノであることを。あの頃の少年少女は、一人の男と女として、今ふたたび巡り逢った。
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- 頁数
- 416頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2018年03月15日
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- 著者
- シャロン・サラ
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- 訳者
- 新井ひろみ
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- 定価
- 937円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2018年03月02日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91748-5
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- 書籍番号
- MRB-748
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mint
本を開くなり、まず最初の献辞だけで胸を打たれます。本当に毎作こんなに涙するなんてないんじゃないかというくらい辛い状況のヒロインたち…そんななかクインとニックの再会はまさに「運命」! 何よりも大切な存在、居場所がある、家族がかけがえのないものだと分かります。いつか襲われるんじゃないかとハラハラでしたが読後は「本当に良かったね」と「ニックみたいな人に優しくされたい!」でした。
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mint
クインとスターが本当に強い! 甲乙つけがたいほどで、二人共また襲われるのじゃないかとハラハラしました。クインはニックに再会できて本当に良かった。そうじゃなければ可哀想過ぎる。ただ個人的には「スイートベイビー」のほうが印象が強いです。
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モニター
ヒロインが二人いるような構成が新鮮でした。シャロン・サラ作品の中でも上位に入る強いヒロインが魅力的で、最後まで目が離せず一気に読んでしまいました。やっぱりシャロン・サラ最高です!!
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モニター
さすが、シャロン・サラの作品だと思いました。感動で何度も読み返したくなる作品です。すぐに物語に入り込めました! ぜひ買って読んでみてください!
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モニター
実は初めてハーレクインを読んだのがこの作です。正直、ハーレクインってベタでちょっとエッチな恋愛小説…位にしか思ってませんでしたが、いやいや、楽しめました。クインとスターのダブルヒロインが交互に描かれ、それに関わる登場人物、特に警察やFBIが多く登場するところは、少し混乱しますが、頭に入ってくると、恋、事件の展開に引き込まれていきます。傷、孤独を負ったヒロインが強く立ち向かっていく様子が爽快です。
オクラホマ生まれ。存在感のあるキャラクターと刺激的なプロットを得意とし、各紙ベストセラーリストの常連。実生活で様々な葛藤を経験した彼女の作品は、エンターテイメント性の高いサスペンスの中にも人間への深い愛情が込められている。作品で人を癒すことが最大の喜びと語る。ダイナ・マコール名義でも多くの作品を著し、ひと味違った作風でファンを増やしている。