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カイラは底意地の悪い義姉の策略により、とある一族の当主との縁談を勝手に決められ、スコットランドへと荷馬車で送り出された。だがその道中、突然ハイランダーの一団に襲われてしまう。赤毛で屈強なリーダーは、カイラが嫁がされる男と深い因縁のあるマクドナルド一族の当主ゲイラン──事情を知らぬ彼は、宿敵の花嫁カイラを復讐のため奪おうとしていた。そして抵抗むなしく意識を失ったカイラは、そのままゲイランが住む城へと運ばれる。目を覚ましたときにはすでに婚姻の式は終わり、カイラはゲイランの妻になっていて……。
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- 頁数
- 488頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2018年02月15日
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- 著者
- リンゼイ・サンズ
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- 訳者
- 佐野晶
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- 定価
- 998円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2018年02月02日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91746-1
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- 書籍番号
- MRB-746
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モニター
殺されかけた兄をかばい瀕死の重傷を負い、その上ヒーローの復讐の的にされてさらわれるヒロインですが、意識を取り戻してからの屈強な周りの男達とのやり取りが面白いです。ヒーローもちょっと天然なところがあり笑っちゃいます。ヒロインが後先考えず行動するので何度も危険に巻き込まれていくのに、その度に助けに行き、振り回される男達。それでも許されてしまうほど皆に愛されるヒロインが羨ましいほどです。命を狙う兄嫁に関わる諸々にはビックリです。シリアスななかにも笑いがありいろんな要素満載のお話でした。
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ひかり
出会いは最悪。何せヒロイン強奪の上、本人の知らない間に結婚までしていたのだから。けれどそんな不遇さえ気づかない彼女に屈強なハイランダー達が振り回される♪ 勇敢で頑固で天然なヒロインとのコミカルなやりとりはさすがリンゼイ・サンズ! 描写が丁寧なので舞台が次々変わってもその地に住む人や風景まで目に浮かぶよう。素晴らしい筆致にぐいぐい引っ張られ、まるでタイムトラベルした気分になれました。
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モニター
ヒーローのゲイランが格好いい! ヒロインのカイラの一行を襲撃する登場シーン。燃えるような赤毛をなびかせて、キルトから筋肉質の脚を太腿まで覗かせ、ヒロインの荷馬車に跳び移ってくる! 格好いい! 怪我をしていて思うように動けないのに、乳母をかばって短剣で戦おうとするヒロインもいい。冒頭のワクワクが凄かった。その後も、高熱で意識がないままに結婚式を挙げられてしまったたカイラが、自分とゲイランが結婚していることに気づくまでに一騒動。リンゼイ・サンズやっぱり面白い。回復してからも結構頑固でわがままなカイラなのに、ゲイランはイライラしつつもメロメロで、なだめたり許したり、武骨なハイランダー、とにかく結局許してしまう。愛ある可愛らしいお話でした!
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モニター
怪我をしたヒロインを抱いて、船で自分の城へ連れて行くヒーロー。ハイランドを舞台とした物語ではひと味ちがった印象です。ヒーローはまっすぐで素敵な男性、ヒロインはたくましくも女らしく家族思い。ヒロインがけがをした事件の真相が気になりつつも、二人が意固地になったり誤解しまくったりということもなく、くすっと笑いながら最後までロマンスに浸れます。エレガントな世界から冒険してみようという方におすすめします。
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桃饅頭
(2/15MRB)面白かった! 王道のスコットランドの物語。何も知らずに結婚していたカイラに爆笑。色々やらかしちゃっているヒロインにまだ笑いが止まらなかった。リンゼイ・サンズは、笑いのツボが分かってる。ザ・ハイランダーのゲイランは、口下手、過保護、筋肉ムキムキでワイルドかっこよかった。でも、口下手があだとなり、とんでもないことになります。おすすめの一冊です。
ヴァンパイアの一族を描いた〈アルジェノ&ローグハンター〉シリーズや、ヒストリカル・ロマンスを中心に多くの作品を発表しているベストセラー作家。幼い頃から物語を書いていた彼女は、作家という職業に就けたことをとても幸運に思っているという。読者に望むのは、彼女の本を読んで日々のストレスから解放されること。もし時折笑ってくれたら、それは大きなボーナスだ、と語る。