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おれが死んだら、妹の後見人になってくれ──戦死した友人との約束を果たすため片田舎を訪れたダヴェントリー侯爵は、目の前の廃墟のような館を見て唖然とした。こんな場所で人が暮らせるものなのか? しかも友人の妹プルーデンスは、亡き兄のお下がりをまとった、どこから見ても少年のような垢抜けない容貌で、もう18歳だという。後見人としての務めをまっとうすべく、ダヴェントリーはプルーデンスを社交界デビューさせようと、ロンドンの街へ連れていくが……。天真爛漫なうら若きレディに翻弄される、侯爵の運命やいかに?
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- 頁数
- 464頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2018年01月15日
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- 著者
- ケイシー・マイケルズ
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- 訳者
- 風音さやか
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2018年01月05日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91744-7
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- 書籍番号
- MRB-744 (初版HS-385)
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モニター
クスクス笑いながら読み終えました。ヒロインは天使の顔を持ちながら、性格はまさに小悪魔。生意気で口が悪くて、我が道を行く。でもそれも仕方ないかも。彼女の兄も祖父もすごすぎ! しかも廃墟と変わらない農園でなんとかその日暮らしをしていて、ヒストリカルの別のヒロインだったら泣き崩れるところを、彼女はくじけず、実は情に厚く、ヒーローじゃなくても愛さずにはいられません。登場人物も多彩で、ヒーローの妹のお嬢様や執事、メイド、側仕えまで、みんな活き活きと描写されていて親近感を覚えます。脇役たちが個性的で、元放蕩者のヒーローが聖人に思えてくる(笑)。そんな2人はうまくいくのかしら、とたびたび心配になったのですが、ヒロインがいみじくも言うように「プラスとマイナスでうまく釣り合いが取れるから」。エピローグでもほっこりさせてくれました。
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モニター
ダヴェントリー侯爵がプルーデンスの後見人を果たそうとして田舎に行きます。プルーデンスの祖父がとても変った人でずっと頭に残り、もう出てこないのかと思ったら最後の方にまた出てきて嬉しくなった。ダヴェントリー侯爵とプルーデンスがハッピーエンドを迎えるまでは色々あったけどとても良かったです。脇役の女性たちも個性豊かでちょっとイライラしました。
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よるのひかり
ストーリー自体は王道ですが、自分をしっかりもっているヒロインだったので、おもしろかったです。かわいいヒロインにヒーローが惹かれていく様子が好感持てました。
NYタイムズのベストセラーリストに数多くの執筆作品が載る実力派作家。アメリカロマンス作家協会やロマンティックタイムズ誌の数々の賞の受賞者でもある。夫とのあいだに、4人の子供がいる。