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傷を癒やす力を持つジェナは、その特殊な力のせいで幼い頃にカルト教団に拉 致され、以来囚われの生活を送ってきた。性的暴行こそ受けずに済んだものの、世間から隔絶され、動物のように扱われる日々。だが20年あまりの月日を経た今、ついにジェナは施設を逃げ出す。そしてぼろぼろの服に傷だらけの足で必死に逃げる中、警備会社に勤める長身で筋骨たくましい男性、アイザックに出会う。彼はジェナが何者かから逃げていると察し救いの手を差し伸べてくれた。 初めて知る優しさにジェナの心はとろけるが、容赦なく追っ手は迫り……。
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- 頁数
- 448頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2018年01月15日
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- 著者
- マヤ・バンクス
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- 訳者
- 中谷ハルナ
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- 定価
- 988円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2018年01月05日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91742-3
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- 書籍番号
- MRB-742
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- ミニ
シリーズ - Slow Burn
- ミニ
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モニター
前作を読んでいなくても1ページ目からあっという間に引きこまれ読了。壮絶な境遇で生きながらえたヒロインがヒーローに出会い、お互いを通して世界と向き合い、触れ合っていくさまが、なんともヴィヴィッドで瑞々しくって、初々しくっていいの。ヒーローのメロメロぶりも堪能。世界はこんなにキラキラしているのだと私にも感じさせてくれた1冊。人間の醜悪さも描かれるけれども、愛で果てしなく強くなることも教えてくれました。
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romance_holic
周りの大人から「なんてダメな子なの!」と言われ続けたら、自分に価値があると思える大人に育つでしょうか。ヒロインは幼い頃にさらわれ、虐待されて育ち、自身を低く見てしまいがちです。ヒーローは難しい状況に置かれたヒロインを励まし、彼女を狙う追っ手を全力で追い払ってくれる力強く心の優しい男性でした。辛いことがあって自分に自信が持てない時、嫌な奴から守ってほしいとき、こんな人がそばにいてくれたらなぁ。
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Coconut
マヤ・バンクスといえば官能的で過激な描写をイメージしますが、これは独占欲保護欲の強いヒーローが、特殊能力を持ち傷つけられたヒロインを全力で愛し守ろうとする純ロマンスです。2人を取り巻く忠誠心溢れる仲間達や妻達の愛も描かれていますが、特殊能力の部分はわりとさらりと流された感じであくまで人間関係がメイン。Hotなシーンは少なめで胸が痛くなるシーンが多く切ない! シリーズを全部読んでなくても理解できます。
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モニター
このシリーズは大好きでヒロインが真っすぐ強く生きている姿に感動します。ジェナも例外ではなく、強い人だなと感じました。ヒーローがすごくヘタレになったり(笑)「んもう、アイザック、そこはもっと頑張らなくっちゃ」と思いながら読みました。でもお互いがお互いを思いやっていて、目まぐるしく変わる展開に一気に読みました。少し、想像できない情景に怖いなと感じましたが、最後は優しい気持ちになりました。今度は、シャドウの物語を読みたいです。
幼いころからロマンスを愛読し、作家になることを夢見ていた。10代になると毎日ノートを持ち歩き、想像のふくらむまま過激な愛と情熱の物語を書き続けるようになる。現在の話は、そのときのものほど過激ではないが、ロマンティックという点では引けを取らない。今やNYタイムズのベストセラーリストで1位を獲得する、押しも押されぬ人気作家。