彼女の作品はニューヨークタイムズやUSAトゥデイのベストセラーリストにたびたび登場。セクシーな作風と切れ味のいい文章が読者の支持を得ている。高校時代からの恋人と結婚し、現在は3人の息子の母親。

引っ越したら、お隣さんがハンサム揃い……そんな、夢のようなお話が現実になった〈ネクストドア・ブラザーズ〉第1作、『恋人はドアの向こうに』はお楽しみいただけたでしょうか?待望の続編であり、完結編でもある本作で主役を務めるのは、ガスリー兄弟のお兄さん、ホーガン・ガスリーです。そして、妻が裏切りの末に事故死し、自暴自棄に放蕩を繰り返してきた彼を唯一叱りとばせるのが、町いちばんのダイナーを経営するバイオレット。顔を合わせればケンカばかりの二人ですが、互いに求め合っていることは一目瞭然でした。結婚にトラウマがあるホーガンと、素直になれないバイオレットの膠着関係は、ある事件をきっかけに大きく動きはじめて……。同時進行するいくつものロマンスが、さらに甘く、さらにホットに物語を盛り上げます!最後のハッピーエンドには笑って泣いて、心がぽっと温かくなりました。ちなみに、訳者さんがあとがきでも触れていますが、本作は著者がデビューしてから100番目(!!)に手がけた作品だそう。ローリーさん、心とろける恋物語を、これからも200、300とお待ちしています!