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旅行中に命を落とした双子の兄の遺言が、エドワード・オールコットの運命を一変させた。グレイリング伯爵の地位を継ぐばかりか、帰国後は兄になりすまして、幼な妻ジュリアとの結婚生活を続けなければならなくなったのだ。兄とは正反対に放蕩の限りを尽くしてきたエドワードは、数年前のある“過ち”のせいで、彼女から毛嫌いされている。数カ月ぶりに夫と再会したジュリアは、幸いにも瓜二つのエドワードを夫と信じて疑わなかったが、彼を愛情深く見つめる“妻”の隣で眠ることに、エドワードは次第に耐えきれなくなっていた。
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- 頁数
- 496頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2017年09月15日
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- 著者
- ロレイン・ヒース
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- 訳者
- 皆川孝子
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- 定価
- 998円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2017年09月07日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91729-4
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- 書籍番号
- MRB-729
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- ミニ
シリーズ - ハヴィシャムの放蕩仲間
- ミニ
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モニター
亡兄の遺言という呪縛に苦悩し、ヒロインへの思いを押し殺しながらの身代わり生活はまさに拷問。最高に切なく、何度も涙しました。ヒーローがセクシーで強く、優しく全てが完璧です。そんな彼に導かれヒロインが変身していく姿も嫌味がなくすんなり読み進めました。ヒーローのとる行動の1つ1つに心を鷲掴みにされて、読みながら恋している自分がいました。また、兄の弟や妻に対する愛の大きさに感動です。単なるロマンスにとどまらず大きく深い愛に溢れたお話で、さすがL・ヒース。登場人物がみな魅力的に丁寧に書かれています。関連作を読んでいたのでより深く楽しんで読むことができました。
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じゅんじゅん
前半の面白さは、予想を超えていて、いつどんな風にバレるのかまたは告白するのか次へ次へと引っ張られてしまいました。騙す弟にも、騙すよう遺言した兄にも深い愛があって、特にお兄さんの偉大な愛には最後にじーんとさせられます。ヒロインの心の揺れも目を離せませんが、二人の周囲の人々の思いやる雰囲気が常に漂っていて、基本、安心して読めて良かったです。
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モニター
ロレイン・ヒースの前作を読んでいたので一気に読破。いつもの作品と違い舞台は華やかな仮面舞踏会や、秘密クラブなどは全く出てこなくて、平凡な田舎暮らしの設定だけれど、この形もなかなかよかった。これは、エドワードとジュリアの成長物語です。放蕩者から立派な伯爵へ、娘から妻へそして母へ。偽りの生活という混沌の中、二人が本当に大切に思っていることは間違っていなかった。そしてそれをがむしゃらに求めた二人が幸せになって良かったと心から思いました。“ハヴィシャムの放蕩仲間”たちの最後の一人となってしまったロックがぜひ幸せをつかんでほしいと思います。出版されたらぜひ読んでみたい作品となると思います。
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モニター
今まで、ロレイン・ヒースさんの作品は、何冊か読んだことがありますが、この作品は、私にとってナンバー3の中に入るくらい秀逸な作品です。ヒーローもヒロインも初めて会った時から惹かれあうものがあったのだと思います。最後はみんなにとってハッピーエンドで良かったです。
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映画館
さすがロレイン・ヒース! 物語に引き込まれます。出会った当初のヒーローの思いにヒロインが気づかず、あとからヒーローの気持ちを知り、ヒーローの本当の姿がわかるのですが…。ジュリアは最高な二人に愛されて幸せですね。
イギリス、ハートフォードシャーの生まれ。作家になるのが長年の夢で、テキサスの大学を卒業後、マニュアル本やプレスリリースの作成といった職を経て念願の小説家デビューを果たす。USAトゥデイやNYタイムズ紙のベストセラーリストにたびたび登場し、受賞歴も多数。