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天涯孤独のレイリンは港で売られていたところをジェフ・バーミンガムというハンサムな男性に救われる。彼は海運会社や製材所を所有し、広大なプランテーションに立つ屋敷に住む富豪の実業家だった。ジェフはレイリンを高額で買い、「世間体を保つため」と求婚。出会いから1時間もせぬうちに、巷で最も人気の高い独身男性の妻となったレイリンだったが、二人が初夜を迎えることはなかった。ジェフの元使用人だという娘が現れ、彼に妊娠させられたと訴えたのだ。疑心にかられたレイリンは、夫とベッドをともにすることを拒み……。
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- 頁数
- 336頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2017年08月15日
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- 訳者
- 琴葉かいら
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- 定価
- 887円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2017年08月03日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91725-6
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- 書籍番号
- MRB-725
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モニター
アメリカ南部が舞台のヒストリカルをはじめて読みましたが、臨場感あふれる情景描写が素晴らしく、登場人物の微妙な表情、風景、匂いまでもがまるでその場にいるかのように感じられました。息つく暇もない計算された展開は「お見事!」としか言えません。本気で一気読みしました。シリアス系ホットロマンスとしても秀逸で、ヒーローがトコトン高潔(ホットだけど)。ヒロインに「信じてあげてぇ~!」と心の中で叫びながら読みました。上下巻合わせた読後の満足感はMAXで、つたない私にはとても言葉にできません。ヒーローとヒロインの前日譚やこの作者の他の作品がぜひ読みたい! と本当に思いました。
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モニター
ロマンス小説だからハッピーエンドになるのはわかっているのに、これだけハラハラさせられながら一気に読めるのはさすがウッディウィスです! 上巻ではヒロインとヒーローの新婚生活から取り巻く人々の細かな描写で飽きさせることがなく進みます。『炎と花』に出てくる兄と比較しても、弟らしい憎めなさとおおらかさをみせてくれるヒーローが魅力的です。
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モニター
出会ってすぐに結婚したために心から相手を信じることのできないヒロインに対して、広く寛大な心でヒロインを愛し続けるヒーローに胸が熱くなります。
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モニター
出会ってすぐ結婚した2人の結婚生活は前途多難。出会った時からお互いに引かれあっていたものの、幾度となく愛を試されるシーンが多くやきもきしながら読みました。ヒロインのレイリンと運命的な出会いをしたものの、出会ったことで色々な災難が降りかかるジェフです(笑)。陽気で茶目っ気たっぷりのジェフもかなりの頑固者。どんなことにも屈しないところはやはりブランドンとよく似ているなと思いました。サスペンスから官能的なシーンが多いロマンスまでとても楽しみながら読みました。『炎と花』のファンだったので今作を読めてとても幸せです。ありがとうございました。
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モニター
ずっと待ち続けたジェフのお話です! 読んでいて、懐かしいキャラクターが出てくるたびにくすぐったい思いもありつつ、ジェフのレイリンへのメロメロっぷりが予想以上でした。上下巻、あんなにいろんな事件や出来事があったのに面白くてあっという間でした。やはりウッディウィス作品は最高! こうなったら、未訳の「Beyond the Kiss」の翻訳もお願いしたいです。短編一本なので電子書籍のみでも構わないです!読みたいです!!
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モニター
まさか読めるとは思わなかった『炎と花』のジェフのお話。ですがこの作品の前に短編が2つあるそうで、新婚2週間で家庭内別居から本編が始まります。経緯がわからず手こずりました。後編の後書きに粗筋があるのに気が付いてやっと頭に入りました。この辺は出版社様の工夫が欲しかったところです。やっと幸せな生活が始まった途端の殺人事件で、下巻に持ち越しです。ハラハラします。
ルイジアナ州で生まれ、17歳で空軍将校と結婚した。幼い頃から文才を発揮した彼女は、最初の小説を夫の日本駐留時代に執筆。デビュー作にして代表作である『炎と花』は瞬く間にベストセラーに躍り出、最初の4年間だけで230万部を売り上げたという。自立したヒロイン像と情熱的なラブシーンは当時の出版界に革命を起こしたと言われ、以来“歴史ロマンスの生みの母”と呼ばれる。35年の作家生活に13作を上梓し、すべてがNYタイムズのベストセラーリスト入りした。2007年、68歳という若さで、惜しまれつつ世を去った。