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伯爵と秘密の小部屋で
豪奢な館にて、めくるめく、秘密の逢瀬を。 この出会いは運命?謎めいた“1冊の本”が、ふたりの距離を縮めてゆく──。
美しき郊外に立つ瀟洒な館、ソーンクリフ。両親らとしばらくそこに滞在することになったクロエは、亡き祖父の旧友から頼まれ事をしていた。館からある1冊の本を捜してきてほしいというのだ。その本があれば祖父の死の謎がわかるかもしれない──そう聞かされ、クロエが図書室を探っていると、同じく館を訪問中のウッドフォード伯爵にでくわす。不幸な生い立ちの伯爵は、見目麗しくもどこか陰のある男。どぎまぎしつつ、あたりさわりのない会話をしたクロエだが、まさか伯爵も同じ本を捜しているとは、そのときは思いもせず……。
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- 頁数
- 464頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2017年04月15日
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- 著者
- ソフィ・バーンズ
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- 訳者
- さとう史緒
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- 定価
- 998円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2017年04月06日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91712-6
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- 書籍番号
- MRB-712
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- ミニ
シリーズ - ソーンクリフ・マナー
- ミニ
読者レビュー
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タッチ
恋愛小説で心がドキドキするだけではありません。お互い引かれあっているのに自分の気持ちに素直になれない2人の駆け引きにも終始ハラハラさせらます。同じ秘密の本を同時に探し求める2人の行動が冒険のようでもありサスペンスのようでもあり、自分も一緒に物語の中に引き込まれていくようでした。
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とろっと
お互い惹かれ合っているにも関わらず、ジェームズは任務のためにクロエと距離を置こうとする。でも、どうしても頭から離れず距離を置くことが出来ない。二人の関係がなかなか進まず、じれったい感じが最後まで続きますが、その間に、二人の関係が欲望だけではなくしっかりとした愛で繋がっていくところは本当に素敵だと思いました。
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紅珠
はじめてのMIRA文庫です。登場人物の心の動き、体の動きなど細かに描かれていて、その場面が目に浮かび、舞台を見ているかのよう。序盤ちょっとモヤモヤ、中盤探し物はどうなった? 終盤ハラハラドキドキ! 自分なりに推理をしてみたり、恋愛だけではないのがとても面白く、ひきつけられました。シリーズ前作を読んでいないのでそちらも読みたくなりました。
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デンマーク生まれ。両親とともに世界中を旅して育ち、デンマーク語、英語、フランス語、スペイン語、ルーマニア語が堪能。同じ男性と三度結婚した。執筆活動をしていないときは、水泳や料理、ガーデニング、ロマンティック・コメディの映画鑑賞、読書にいそしむという。