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生まれつき目が見えず、手術の末に20歳で初めて視力を獲得したケンドラ。盲目の日々のなかで驚異的な洞察力を培い、FBIに協力して数々の難事件を解決してきたが、1年前の事件で元恋人を亡くして心に傷を負った後は、捜査から離れた日常を送っている。そんなある日、1年前にケンドラを事件に巻きこんだ張本人、その冷徹さで恐れられる敏腕犯罪コンサルタントのアダムが再び現れ、連続殺人の捜査に協力するよう迫る。事件の共通点はただひとつ──どの殺人のやり口にも、ケンドラが捕らえた殺人鬼の手口が模倣されていて……。
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- 頁数
- 464頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2017年04月15日
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- 訳者
- 瀬野莉子
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- 定価
- 1,019円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2017年04月06日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91711-9
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- 書籍番号
- MRB-711
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- ミニ
シリーズ - ケンドラ・マイケルズ
- ミニ
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モニター
まるで一本の洋画を観たかの様な感覚。冒頭、幸せな日常が一瞬で地獄に変わり、映画の様な物語の始まりに引き込まれ、怒涛の勢いで一気に衝撃のラストまで。期待を裏切らないロマンティック・サスペンス! ヒロインとヒーローの関係も話が進む毎に変化して行き…。久々に、あぁ…終わらないで~! と思った作品でした。続編が一刻も早く出る事を祈っています!
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モニター
流石! アイリス・ジョハンセン‼ 冒頭のミステリーから一気に物語に引き込まれました。前作はまだ読めていないのですが、今作だけでケンドラの大ファンになりました。彼女の性格、考え方、話し方大好きです。またリンチとのやり取り最高でした!
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monitor
前作も読んでいましたが、ますます面白くなってきました。ロマンス小説ではなく、サスペンス(犯罪、FBI、サイコパス)なので、ロマンスは期待しないように!
私はこの著者のイブ・ダンカンシリーズも大好きですが、こちらのシリーズも目が離せません。ヒーローとヒロインが少しずつ歩み寄っている感じもとても現実的で、今回は事件も二人の関係も‟続く”で終わっているので早く次が出ないか気になってしょうがないです! 早く翻訳をお願いしますね。 -
モニター
最初の3ページでもうゾクッとなります。ヒロインは人を観察したり匂いとかでその人の趣味や過去の事などまで分かってしまいます。海外ドラマのメンタリストのような感じです。バンバン言い当てるから気持ちがいい。そしてサンディエゴが舞台でガスランプとかコミコンというセリフも出てくるしちょっとした情景でウキウキしてしまいます。楽しい思いはそれぐらいで後半は殺人犯の思い通りになっていてどんどん話が重くなってきます。後書きによると原作ではあと2冊は続くらしいのですがスカッとするまでの前章といったところでしょうか。全体的には大長編になりそうですがこの1冊は割と早く読めます。このシリーズの1作目『暗闇はささやく』は未読でしたがこの2作目の『見えない求愛者』からでもちゃんと話が理解できました。そして求愛者というタイトルですがロマンス?と敬遠しないで下さい。我々が求愛と聞いて普通に想像する人物像とは大違い。さてどんな人なのでしょうか?!
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ひかり
点と点が繋がった時、共通項が自分だったら? かつて自分が捕えた事件を模倣する連続殺人事件はケンドラの心をズタズタにした。忘れたくても忘れられない凄惨な記憶を見せつけられる彼女はそれでも強かった。母の、親友の、FBIの支えがあったから、時折崩れそうになりながらも彼女は闘った。残りページが少なくなる。一体どんなラストになるの?ドキドキしながら一気に読んだ。確かなことは、ケンドラは絶対に諦めないということ。次作にも期待しています。
1980年代に執筆活動を開始。90年代に入ると数々のヒットを連発し、ロマンティック・サスペンス・ブームの火付け役となる。本書の関連作でもある〈複顔彫刻家イヴ・ダンカン〉シリーズでサスペンス作家に転向、NYタイムズのベストセラーリストにこれまで多数の作品を送り込んでいる。