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2年前の不幸な事件により、ミランダは社交界のはみ出し者にされてしまった。彼女とつき合う者は家族と親友以外おらず、孤独な日々を送っている。ある日ミランダの馬車が事故に遭い立ち往生していると、謎めいた美貌の紳士が現れ、豪華な馬車で家まで送り届けてくれた。そのうえ彼の屋敷で開催される音楽会に招待してくれたのだ。彼の名はルシアン。伯爵という身分にもかかわらず、社交界の俗習など歯牙にもかけない彼にミランダは強く惹かれていく。それが“蠍”の異名を持つルシアンの、甘く恐ろしい罠だとは知るよしもないまま。
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- 頁数
- 496頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2017年04月15日
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- 著者
- アン・スチュアート
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- 訳者
- 佐野晶
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- 定価
- 998円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2017年04月06日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91710-2
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- 書籍番号
- MRB-710
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- ミニ
シリーズ - 愛と享楽のローハン子爵家
- ミニ
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モニター
以前のローハン子爵家の話を知らなくて全く関係なく読めます。とにかくヒロインが、強くて負けない。しかもひどい境遇が続くにもかかわらず、儚げな「けなげ」でなく、強靭な精神で人生を楽しみ前に進む、すばらしい人柄です。そんなヒロインに邪悪であるはずのヒーローもメロメロに。自分では決して認めず、最後まで邪悪であろうとする足掻きが、却って読者の興味を惹きます。二人の親友のまどろっこしい恋も平行して楽しめます。
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モニター
このシリーズは初めて読みました。ヒロインがとてもキュートでストーリーにぐいぐい惹きこまれました。ヒーローがヒロインに惹かれていく様子が、素晴らしく巧みに描かれています。MIRA文庫ファンの方にはぜひオススメの一冊です!
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モニター
待望のシリーズの第3作ということで、とても楽しみに読ませていただきました。この作家さんに共通するダークで複雑、危険なヒーローが、このお話でも登場します。ある意味でヒロインは、そんなヒーローにこれでもかって位に辛い目に遭わされます。二人がお互いに、その状況をどんな風に乗り越えていくか、ハッピーエンドに向かっていくのか、そしてそれは本当にハッピーなのか。時々、戸惑いながらも、最後まで一気に読めました。
数々の受賞歴を誇る全米ベストセラー作家。少女のころから文章を書くのが好きで、25歳のときに初めて小説を出版。以後、幅広いジャンルで旺盛な執筆活動を続ける。官能的なタッチとスリリングな展開が世界中で人気を博し、"ロマンス・フィクションの旗手"との呼び声も高い。