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悪魔公爵と鳥かごの乙女
大人気ロレイン・ヒースの真骨頂──痛いほど切ない、背徳の純愛! 愛、夢、希望。あらゆる光に背を向けた二人が絶望の淵で出会うとき──
社交界に浮き名を流すアヴェンデール公爵は、退廃的な放蕩暮らしに退屈していた。周囲の女性たちは喉を鳴らし、吐息をもらし、耳元で淫らな言葉を囁く。それが楽しくないわけではないが、誰もが似通っていて同じことの繰り返しだ。そんなある夜、社交場に現れた謎めいた女性ロザリンドにアヴェンデールは目を留めた。取り立てて美人というわけでもないのになぜか心揺さぶられ、思わず彼女を暗がりへ連れ出すと、口づけを交わす。彼女の秘密にも、わが身を滅ぼしかねない危険なゲームを自ら始めてしまったことにも、まだ気づかぬまま。
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- 頁数
- 512頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2017年03月15日
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- 著者
- ロレイン・ヒース
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- 訳者
- 琴葉かいら
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- 定価
- 1,019円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2017年03月03日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91707-2
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- 書籍番号
- MRB-707
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- ミニ
シリーズ - セント・ジェームズのスキャンダラスな紳士たち
- ミニ
読者レビュー
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8010m
お互いが特別な存在であると出会いから感じているのに、嘘のために素直になれないヒロインと、自覚がないために言葉にできないヒーローをどきどきしながら見守りました。二人の思いは行動の端々に表れているので、情熱的なやり取りも楽しめます。ヒーローは悪魔ではなく、ヒロインも悪いだけの詐欺師ではありません。様々な事情により葛藤していた二人が、相手と自分自身と向き合って迎えたラストにとても満たされた気分になりました。
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モニター
一週間と言う区切りの中で、切なくお互いの秘密を少しずつ語っていく描写がとても巧みで読むのが楽しかったです。ローズの愛、弟ハリーの愛、公爵の愛。ロレイン・ヒースの虜になりました。また、彼女の作品を読んでみたいです。
作家になるのが長年の夢で、テキサスの大学を卒業したあと、マニュアル本やプレスリリースの作成といった職を経て念願の小説家デビューを果たす。USAトゥデイやNYタイムズ紙のベストセラーリストにたびたび登場し、受賞歴も多数。