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アメリカ富裕一族の令嬢リネットは、落ち込んでいた。一族に爵位をもたらすため夫となる英国貴族を探すよう母に命じられ、ロンドンに渡ったのは1年前のこと。だが、近づいてくるのは持参金目当ての男ばかりで、すっかり傷ついたリネットは、故国アメリカに戻ってきたのだった。英国貴族にはもううんざり──そう思っていたが、運命は実に皮肉だった。帰国後のとあるパーティで、あろうことか“持参金目当ての英国人伯爵”ジャックに公衆の面前で唇を奪われてしまったのだ。あげく、彼と結婚せざるをえない状況に追い込まれ……。
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- 頁数
- 496頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2017年03月15日
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- 著者
- ローラ・リー・ガーク
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- 訳者
- 清水由貴子
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- 定価
- 998円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2017年03月03日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91706-5
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- 書籍番号
- MRB-706
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- ミニ
シリーズ - American Heiress
- ミニ
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モニター
最初に友情に厚いヒーローの人柄にぐっと心を掴まれました。ヒロインがトラウマのせいで彼の言動を誤解し、思いが伝わらないのでかなりヤキモキします。しかし彼の抱える苦悩が見え隠れしたり思いが徐々に彼女に届き始め、2人の距離が縮まっていく過程は胸キュンです。何といってもヒーローの素敵さが際立った作品で、彼にすっかり魅了されてしまいました。
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いずみせい
一気に読みました。ヒーローもヒロインもどちらも強情で、強気な二人が勝負しているような会話は、読んでいて楽しかったです。ヒロインが自立した性格で、自分のことは自分で決めて幸せになるしかないと行動していく姿が、現代の女性と似ている気がして共感できました。
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aiai
母の意向と父の思惑に揺れるリネットの結婚。持参金があるだけに、お金目当の求婚にうんざり。ジャックは正義感からリネットが結婚の罠にはまらないように助けたのですが、その方法が過激? そのあと、二人のトラウマが妨げになって自分の気持ちに辿り着けないもどかしさがありました。辿り着いた後も一波乱。リネットの心に響くジャックの言葉が印象的です。ヒストリカルの世界を堪能できる1冊です。
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hiro
ヒロインがアメリカ人という設定だから、ヒストリカルなはずなのに、現代物のような読みやすさがありました。ヒロインとヒーローの会話がテンポ良くてヒストリカルのヒロインでこんなにヒーローと対等に会話しているのも珍しい。でも、やっぱりハーレクインなだけあってツボは押さえてある。ヒストリカル派な人には物足りない感はあるけれど、ヒストリカルが苦手な人には入りやすい作品だと思います。
広告業やケータリング業に従事したのち執筆を始め、これまでに20作以上のヒストリカル・ロマンスを発表した。NYタイムズやUSAトゥデイのベストセラーリストに名を連ね、RITA賞を始めとする数々の賞を獲得している。現在は夫とともに、猫や犬に囲まれて暮らす。