mirabooks
16歳の秋、マッカラム氏族長の娘マギーは初めての恋をした。相手は次期伯爵で、長年敵対関係が続くダフ一族の青年、オーウェン。禁じられた恋と知りつつも、見知らぬ地への遠駆け、彼が聞かせてくれる世界の謎、そして生まれて初めてのキスにマギーは夢中だった──自分にはほかに許嫁がいるとオーウェンに聞かされるまでは。悲しい失恋から10年、彼の許嫁が事故死し、運命は皮肉にもマギーとオーウェンを契約結婚の相手同士として再会させる。心の痛みを無視し、氏族同士の諍いを収めるためと自分に言い聞かせるマギーだが……。
-
- 頁数
- 432頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2016年12月15日
-
- 著者
- ゲイル・カレン
-
- 訳者
- 立石ゆかり
-
- 定価
- 957円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送
予定日 - 2016年12月02日(予定)
- 発送
-
- ISBN
- 978-4-596-91696-9
-
- 書籍番号
- MRB-696
-
- ミニ
シリーズ - ハイランダーブライド
- ミニ
-
モニター
前作『さらわれし花嫁』の最後で、氏族間の和平のためにもともとのカップルに代わって契約結婚をすることになったオーウェンとマギーが今回の主役です。マギーには不思議な力があり、婚礼の日にオーウェンが死ぬ予知夢をみてしまい、なんとしてもこの結婚をとりやめようとします。しかし、オーウェンは科学者なので、夢のような非現実的な話は受けつけません。そして、次々と起こる事件・陰謀…。続き物ですが、前作を読んでいなくても、話が分からないということはありません。
-
モニター
前作を読んでいませんが、単独で十分楽しめる作品でした。主人公たちはおたがい運命の相手だとすごく伝わってくるのですが、属する部族同士の対立や、ヒロインの不思議な力などから一度引き裂かれてしまいます。故郷では先進的な考え方をするヒーローと、スコットランドの女性に見られる不思議な力に悩むヒロイン。その原因がとってもスコットランドらしく、次々と起こる事件と、その中で強く引かれあう2人と、ヒストリカルの楽しみをたっぷり味わいました。なぜ主人公たちが素直になれずに複雑な状況に陥ったかは前作に書かれているようですし、また前作からの登場人物も魅力的で、前作も読んでみたくなりました。
-
モニター
前作がとても良かったので楽しみにしていました。まさか、前作のあの身代わり契約結婚カップルの事情がこんなことになるとは。しかも、こんなにラスト近くまでサスペンス風味がきいているとは思わずにぐいぐい一気読み。二度驚きの一冊でした。
-
モニター
ある理由から、ヒーローとの結婚を徹底的に拒むヒロインの頑固さと、その理由を軽んじて半ば楽しむようなヒーローのイタチゴッコのようなやり取りがいいスパイスになって、作品をより魅力的に仕上げていました。
-
モニター
1700年代前半を舞台にしたハイランダーの物語。ヒロインのマギーがオーウェンを思うが故に彼に嫌われようとする色々な行動が何ともいじらしかったり、つい突っ込みを入れたくなってしまうようなじれったい場面もあったり。二人の母がいい味を出しています。二人が少しずつ理解と愛を深めていくところも読み応えがあります。ぜひそれぞれの視点で読んでみて下さい。楽しめると思います。
USAトゥデイベストセラー作家。数々の職を経験したのち、かねてより夢であった執筆の道に進んだ。その後、さまざまな賞を受賞し、人気作家に。ニューヨーク中心部に夫と愛犬と暮らす。Emma Cane名義でコンテンポラリー・ロマンスも執筆している。