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放蕩子爵ジュリアンは父の希望で身を固める前に“遊びおさめ”を企てる。愛人を連れて親友の別荘へ行き、快楽のクリスマスを過ごすのだ。特定の相手がいない今、狙うは難攻不落と噂の踊り子ブランチ。彼女ならさぞや楽しい時を過ごさせてくれるはずと期待に胸をはずませる。まさか彼女が、病の妹の薬代を稼ぐために聖職者の娘という身分を隠して舞台に立っているとも知らず……。M・バログの名作『金の星に願いを』ほか、J・ジャスティスの感涙作『悲しみの子爵夫人』、N・コーニックの『恋を忘れた公爵』を収録した極上の短編集!
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- 頁数
- 432頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2016年11月15日
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2016年11月03日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91694-5
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- 書籍番号
- MRB-694
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モニター
もっとこのカップル達のお話を長く読みたい! 三作品ともそう思える素敵なカップル達の短編集です。特にオススメなのが、一作目の『金の星に願いを』です。恋愛部分だけではなく、本場のクリスマスの過ごし方も充分に楽しめます、他の二作品はクリスマス描写こそ薄いですが、胸がときめく作品です。
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mint
1話目はクリスマスの意味を考えさせられるタイトル通りで素敵なお話でした。2話目は読んでいてじれったくて仕方なかったですね(笑) 何と言っても最後のニコラ・コーニックがどストライクでした! 手紙で公爵を「父と思える方」と呼びつけるし、ウブなはずなのに積極的で完全に主導権を握って将来は尻に敷くタイだなと思いながら読みました。
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モニター
とにかく心が温かくなる1作品目や、身分違いの恋のやり取りにハラハラさせられる2作品目、もどかしい気持ちでページをめくることになる3作品目――。大変豊かなラインナップです。最初から最後まで楽しめました!
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モニター
クリスマスシーズンにぴったりな3つの短編集です。どのお話の登場人物も素敵でしたが、特に2つ目の「悲しみの子爵夫人」のヒロインが強くて優しくて素敵でした。1つ目の「金の星に願いを」を読んだら英国のクリスマスに憧れてしまいました。
イギリスのウェールズ生まれ。幼いころから姉と一緒に物語を創作するのが好きだった。ジェイン・オースティンやジョージェット・ヘイヤーを愛読し、英国摂政期のロマンティックな世界を描きたいと思うようになる。現在、夫ともにカナダに住む。
1996年『意外な求婚者』がロマンス作家協会ゴールデン・ハート賞を受賞、その原稿を北米ハーレクイン社が買い取り、99年にデビューを果たす。現在はテキサス州に在住。
イギリスのヨークシャー生まれ。詩人である祖父の影響を受け、幼いころから歴史小説を読みふけり、ロンドン大学でも史学を専攻した。その知識を執筆に存分に生かし、英国摂政期の華麗な物語で人気を博している。