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名門シンスター一族で、ただひとり残った適齢期の未婚の令嬢メアリーには、理想の将来像があった。それは、思いどおりに扱うことができる夫を選んで結婚すること。そして、彼女の条件にぴったり当てはまる男性──ランドルフ・カヴァナーに目を留めた。だが彼と話しても進展するどころかときめきすら覚えない。挙句の果てに、ランドルフの兄であり第5代レーブンソン侯爵のライダーに厚かましくも、弟は結婚相手にふさわしくないと警告されてしまう。しかし、彼の真の狙いは弟を守ることではなく、メアリーをしとめることだった。
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- 頁数
- 656頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2016年07月15日
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- 著者
- ステファニー・ローレンス
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- 訳者
- 清水由貴子
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- 定価
- 1,202円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2016年07月07日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91679-2
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- 書籍番号
- MRB-679
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- ミニ
シリーズ - シンスター家
- ミニ
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norisuke
シンスター一族の女性を運命の相手へ導いてくれるネックレスを軸にしたシリーズです。前作までを全く読んでませんでしたが充分楽しめました。ヒロインは「生意気」で「独立心が旺盛すぎ」て「皇帝のように権力志向が強い」とまで言われてしまって自分でも認めてますが、ヒーローも同じタイプ。となると、ギスギスした意地の張り合いになっちゃいそうで心配でしたが、この二人はとても頭が良く相手の気持ちがよくわかるようで、お互いの距離が縮まっていく過程を読むのが楽しかったです。ヒーローがオトナな分、ヒロインが可愛らしくて素敵です。
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れなぽさん
最初は反発するヒロインと強引なヒーローが、ひょんなことから結婚して夫婦になる、面白い設定です。我の強い似た者同士が、夫婦としてうまくやっていけるのかハラハラドキドキでした。ハーレクインらしく最後はHAPPY ENDで、すてきな余韻に浸れます。
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モニター
ステファニー・ローレンスの作品といえば、ヒーローとヒロインの軽妙なやり取りが多かったりするのですが、この作品はもちろんそれもありながらも心理描写が細かく、一風違った作風となっているように思います。強い性格で譲ることを知らない二人は時には衝突しながらも、すぐにお互いがかけがえのない存在になります。途中からは前作同様サスペンス風で一気に読み終えました。この作品だけでも十分楽しめますが、前作と合わせると人間関係などがより詳しく理解でき楽しめると思います。最後にはシンスター家の顔ぶれが勢揃いで、シリーズを全部読み返したくなりました。
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モニター
序盤で2人の関係が急展開するのですが、そこから引き込まれるように一気読みしました! 2人で問題を乗り越えながら、心を通じ合わせていく過程が丁寧に描かれていて共感できます。ヒロインの一族が良い味を出しているのでシリーズで読んでいきたいと思える作品でした。
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モニター
ヒロインが“社交界のライオン”と称するに相応しく、狙った獲物逃さないとばかりに計算した強引さで魅力的に迫ってくるヒーローに序盤から目が離せなくなりました。本能的にヒーローに惹かれながらも自分が手綱を握れそうな理想の夫を求めるが故に、ギリギリまでヒーローを運命の相手だと認めようとしないヒロインの頑なさからの甘い展開もよかったです。
NYタイムズで1位を獲得したベストセラー作家。専門科学の研究の世界から逃避するために執筆を始め、趣味が本業に。英国摂政期を舞台にしたヒストリカル・ロマンスが世界中の読者に支持され、人気を博している