ハーレクイン・シリーズ
三人の社長
~淫らな純愛に囚われて~
「君には、男を雄にさせる匂いがあるね」また……淫らな夢を見ている。
大学生の美優は処女で、友人たちからは男性恐怖症だと思われている。しかし、男性を遠ざけているのには理由があった。4年前、高校生の美優は、電車で痴漢に悩まされていた。3人の若い男に囲まれ、執拗に身体を触られるが、怖くて声も出せない。男たちは、だんだんと大胆になり、ついに指が秘裂を割ると、はじめての感覚に思わず声をもらしてしまう。そのとき、ひとりの美青年が美優を救った。君には、男を雄にさせる匂いがあるね――という謎めいた言葉を残して、その青年は電車を降りていった。その日から美優は電車に乗ると彼を探した。4年後、父親がリストラに遭い、家計が逼迫する。休学して働くことも考えたが、そんな美優に企業奨学金の話がもたらされる。条件は、大学卒業後にその企業、宇佐美商事に入社すること。国内有数の商社だ。ネットで検索すると、そこに忘れられない青年の顔を見つけた。宇佐美奏――宇佐美商事の社長だった。美優は奨学金を受けることを決意した。どうしても彼に聞きたいことがあった。男性を避けてきたのは、男性が怖くなったからではない。自分が怖くなったのだ。自分のなかにある、得体の知れない何か淫らなものに気づいてしまい……。(ヴァニラ文庫うふ)
※本作品にはイラストが収録されていません。
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- 頁数
- 288頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2016年04月20日
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- 著者
- 真生ゆう
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- 訳者
- カバーイラスト:朱石なめこ
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- 定価
- 550円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 9784596451255
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- 書籍番号
- DGVU-2
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- ミニシリーズ
- ヴァニラ文庫
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