ハーレクイン・シリーズ
極上イケメン秘書がまさかのドSでした
極上イケメン秘書がまさかのドSでした
パトリック・ダヴは、とてもハンサムで有能な私の個人秘書。 くせ毛の淡い金髪に、スポーツ選手みたいにしなやかな身体つき。 どんなにきつい会議でヘトヘトになっても、彼がデスクの脇で静かに微笑み、 「おつかれさまです、ボス」と迎えてくれるだけで、重たい気分は霧のように消え去る。 ある日、いつにも増して疲労困憊した私を見かね、パトリックが静かに言った。 「あなたを数時間ほど連れ出したほうがよさそうだ」 カフェにでも行くのかと顔を上げると、彼は見たこともないまなざしで私を見ている。 えっ……もしかして彼、イケナイこと考えてる? 私の脚の間が、じゅっと音をたてたように疼き、 彼はそれを見透かしたかのように、かすかな笑みを浮かべた。 ええ、そうよ。 私をここから連れ去って、車の中でもホテルでもいい、 何もかも忘れられるくらいイカせてほしい……!
俺様上司がまさかの性癖の持ち主でした
何もかもうまくいっていた。クライアントのアレックスに、デスクで激しく突き上げられているところをCEOのブルース・デイヴィスに見つかるまでは。40代半ば、情熱的で敏腕で、男として脂ののりきった申し分ないルックスのデイヴィスを、私は上司としてとても尊敬していた。よりによって彼に見られるなんて。だがデイヴィスは、クビを覚悟し彼のデスクの前に立った私を見つめると、絞り出すような声で言ったのだ。「僕も君を欲しいと思っていた」そして、さらに思いがけない告白が続いた。「きみを死ぬほどイカせよう。代わりに、僕を裸にし、気が済むまで足蹴にしてくれないか」と。
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- 頁数
- 216頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2021年03月05日
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- 定価
- 730円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-41514-1
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- 書籍番号
- ELB-4
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