ハーレクインコミックス
もう一人のケルサ
奪われた唇の熱さも、囚われた心も、すべて泡沫の夢
私が社長をたぶらかす? いったい何を言っているの? ケルサは、傲慢な御曹司を混乱した眼差しで見つめた。社長の息子で出世頭のライルは、彼女と父親の関係を疑っているのだ。確かにケルサ自身、なぜ入社早々に気に入られ、社長秘書に抜擢されたのか不可解に思っていた。そのうえ社長はまるで父親のように接してくれる。手切れ金を言い値で払うというカイルのあまりの侮辱に、ケルサは思わず彼の頬を叩いていた。すると仕返しとばかりに、強引に唇を奪われ――。
-
- 頁数
- 128頁 / B6判
-
- 発行日
- 2024年01月11日
-
- 著者
- 秋元奈美
-
- 原作者
- ジェシカ・スティール
-
- 定価
- 690円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- ISBN
- 978-4-596-53406-4
-
- 書籍番号
- CMK-1102 (初版R-1100)
人間関係が複雑な話ですが、様々な思いがすれ違ったり絡みあう様子を描くのは難しいけど楽しかったです。