母亡きあと、恐ろしい継父から逃れ、幼い弟とふたりで暮らすオリビア。懸命に働くも失業し、弟サイモンの難聴の手術代を工面できずに悩んでいた彼女は、夢に現れた謎の貴婦人の言葉にうながされ、ドレイク・アランデルに一通の手紙を送った。今や大富豪のドレイクは、オリビアがはじめてのキスを捧げた初恋の人。その想いは無残に砕け散ったけれど…。手紙を受け取り彼女のもとを訪れたドレイクに、オリビアは真実を告げる。サイモンは、私の母とあなたの子だと。