ハーレクイン文庫
暗闇のオアシス
旅先のモロッコで暴行にあい、記憶喪失になったキット。何かトラウマがあるのか、救ってくれた若き大富豪に優しくされればされるほどに拒絶してしまい…。
後ろから誰かに強く殴られて、彼女は暗闇にのみ込まれていった。 やがて目覚めると、彼女の目の前には見知らぬ男がいた。 自分が誰なのか、ここはどこなのかすらわからない。 その男性が、彼女は記憶喪失になったのだと教えてくれた。 男性はジェラール・デュモンと名乗り、彼女を仔猫と呼んだ。 この地に別荘を持つ若き大富豪で、魅力的な彼は、 素性すら知れない彼女に好きなだけ屋敷にいてくれていいと言う。 しかし、優しくされればされるほど、彼女はジェラールを、 怖い、あなたなんか大嫌いとなぜか激しく拒絶してしまい……。
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2016年07月01日
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- 著者
- ヘレン・ブルックス
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- 訳者
- 竹本祐子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年06月23日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93743-8
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- 書籍番号
- HQB-743 (初版R-1257)
読者レビュー
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モニター
ヒーローを前にすると途端に子供のようにわがままになったり支離滅裂なことを言って反抗してしまうヒロインにやきもきさせられる。そんなヒロインに根気強く、粘り強く接する大人なヒーロー。異国情緒あふれた風景や食事もふんだんにあり一気に最後まで読みきった1冊。
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モニター
記憶喪失のヒロインというハーレクインの定番の一つ。舞台はモロッコ。ヒロインを助ける男もどこかエキゾチックで、シークとは一味違った、フレンチの香りが…。ひとめぼれするような出会い方なのですが、ヒロインは理不尽なほどに反発。それがゆっくりと心がほどけていくところが、このストーリーの魅力です。ヒロインは最初相手を嫌いますが、読んでいる方は「ひとめぼれ」してしまう、ヒーローの格好良さも注目してください。
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モニター
記憶喪失になったヒロインと彼女を支えるヒーロー。ありがちな設定だけど新鮮なのは舞台がモロッコだからかな?ヒロインが手負いの獣のようにヒーローに突っかかるのにハラハラしつつ、彼女がトラウマから解放されて愛に気づく過程が気になり最後まで読み切りました。ヒーローの器はかなり大きいです!
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イングランド中部ノーサンプトンシャー在住。敬虔なクリスチャンであり、家事や育児にいそしみ、3人の子供を育てた。書くことは長年の夢だったが、実際に執筆に取り組んだのは40代に手の届くころだった。