ハーレクイン文庫
伯爵家のシンデレラ
ケリーはハンサムなイタリア貴族ジャンニに見初められ、伯爵夫人となった。夫は愛してくれるが、上流社会に馴染めないケリーの孤独には気づいてくれず…。
ケリーは、ハンサムなイタリア貴族ジャンニ・マルディーニに見初められ、誰もが羨む伯爵夫人の座についた。 だが、上流社会に馴染めず、同居している義母や義姉からも陰湿ないじめを受け、心は徐々に蝕まれていくのだった。 夫は、毎晩、ベッドの上では情熱的に愛してくれるが、 義母や義姉と上手くいかないと訴えても聞きいれてはくれない。 出産後、ますます孤独感が募るケリーは、ある日、 未亡人の義姉とジャンニの抱き合う姿を見てしまう。 打ちのめされて、彼女は赤ん坊をつれてジャンニの元を去った。
-
- 頁数
- 208頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2016年07月01日
-
- 著者
- ジャクリーン・バード
-
- 訳者
- 加藤由紀
-
- 定価
- 682円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2016年06月23日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-93740-7
-
- 書籍番号
- HQB-740 (初版R-1817)
読者レビュー
-
モニター
女心が分からない、ヒロインを愛していることさえ気づかない、ここまで鈍感なヒーローは初めて! と思いながら読み進めましたが、後半はヒロインを愛しているが故に言葉足らずになってしまったんだなぁと。最後は、ヒーローがヒロインに夢中な様子が伝わってきて、ハッピーな気持ちになりました。
-
ぴーちゃん
悪意により、すれ違いや誤解を重ねてしまうヒーローとヒロイン。お互いベタ惚れなのにと、じりじりしながらもページを繰る手が止まりませんでした。最後のヒロインの一撃、よくやったと思いつつ思わず笑っちゃいました。
-
モニター
ジャンニは、本当に愛に対して不器用な男だったんだと思いました。彼のケリーに対する不器用な愛に、もどかしく思いながらも、最後まで一気に読んでしまいました。ケリーの出産に関するエピソードも、二人にとっては、残念なことだったけど、ジャンニ側の私には、ジャンニのまたまた不器用な愛にグッとくるものがありました。最後には、自分の気持ちを告白できたジャンニの成長にホッとしたりして。珍しくヒーロー寄りになってしまった作品でした。
同じテーマから探す
趣味は油絵を描くことだったが、家族からにおいについて苦情を言われ、作家の道に進んだという。旅行が好きで、アルバイトをしながらヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアを回った。イギリスに戻ったのちに結婚。2人の息子に恵まれ、現在も故郷のイングランド北東部に暮らす。ベストセラーリストにもたびたび登場する実力派。