ハーレクイン文庫
いとこが会社のお金を横領して自殺した。 しかも息をひきとるまぎわ、ラークにそそのかされたと偽りの証言を遺し、彼女は窮地にたたされたのだ。 裁判で、会社側についた凄腕弁護士ジェームス・ウルフの徹底的で冷徹な態度、容赦ない攻撃にラークは憎しみすら覚え、 泣きくずれたかった。だが意外にも、会社側が訴訟をとりさげ、 ことなきをえた。しかし、評判をおとしたラークには働き口もなく、いまやアパートさえ追いだされそうになっている。 そこへ、皮肉たっぷりに唇を歪めたウルフがたずねてきた。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2016年05月01日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 小林町子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年04月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93731-5
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- 書籍番号
- HQB-731 (初版R-706)
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モニター
ペニー・ジョーダン作品が大好き! そのうえ純真なヒロインと傲慢なヒーローの組合せなら最高。無実の罪で訴えられたヒロインの恐怖と不信感、敵役の登場で高まる緊張感に、一気に引き込まれます。自分を犯罪者扱いしたヒーローに、怯えたり反抗的になったり、苦悩するヒロインに胸が痛みますが、そこが良いのです。誤解とすれ違いで拗れていく、じれったい展開のロマンスがお好きな方にお勧めです。
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モニター
読み始めて、ヒロインが窮地にたったところから始まったのでどうなるのかはらはらしました。回りに頼れない心が冷えきった状態なのが切なかったです。ヒーローとどこで出会うのか? 気になってどんどん読み進めて行きました。最初の頃はヒーローが予測出来ませんでした。いつ幸せな時を迎えるのか、1度読み始めたら止まらないストーリーです。おすすめです。
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ぜんまま
ヒロインは身に覚えのない罪をきせられて悲しみに打ちひしがれる美しい女性。そして対峙する立場の人に出会い愛してしまう。運命の恋って、ほんとどこで始まるか分からないなぁ…とつくづく思います。愛し合っているのに、強く惹かれ合うのに誤解が尾を引き 素直になれない2人…。傷ついた過去を振り切って愛する人に向かい合うラスト 感動のシーン。愛で生まれ変わる主人公の姿に深い感動を覚える一冊です!
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ひよこ
裁判のシーンから始まり難しい内容の話なのかと読み始めてみると素直になれない女性の劇的な恋物語でした。本の中に引き込まれあっという間に読み終わりました。この様な胸を引き裂かれそうな気持ちを久しぶりに思い出した一冊です。
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モニター
初心な赤毛の女性がヒロイン。ありがちなパターンかと思いきや、親族とのすれ違いやヒーローへの心情の変化への戸惑いが切なくて、主人公に感情移入して一気に読み終えました。
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ベストロマンス大賞2016年上半期読者の声
「愛しいヒロイン」
切なくてじれったくて、ストーリーにたっぷりはまれました。(千葉県・ぷー・主婦)
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった。