ハーレクイン文庫
悲しみの葡萄
旅先のスペインで立ち往生していたところを、リーザは伯爵マルコスに拾われる。古城に連れていかれたリーザは、彼に婚約者のふりをしてほしいと頼まれて…。
スペインを旅行中、夜の山道でリーザの車が動かなくなった。 通りすがりのジャガーがゆっくりととまり、降りてきたのは陰鬱な光を瞳に宿す伯爵マルコス・レジェス。 連れていかれたのは、山すそにくっきりとそびえたつ古城だった。 伯爵には、祖母が決めた許嫁がおり、だれも傷つけずに断るために、 リーザに婚約者のふりをしてほしいのだという。 その夜、祖母のもとで愛を誓い、伯爵に口づけされた。 とたん、リーザはうろたえた。まるで恋人とするようなキス……。 偽りの婚約者と知りながらも惹かれていくのをとめられない。
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- 頁数
- 224頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2016年05月01日
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- 訳者
- 安引まゆみ
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年04月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93730-8
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- 書籍番号
- HQB-730 (初版R-48)
読者レビュー
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ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中から“現実が厳しければ厳しいほど人は美しい夢を見る”という確信を得て、ロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1989年に永眠するも、ロマンスの王道を貫く作風が今もファンに支持されている。