ハーレクイン文庫
イタリアの貴族だった、母の愛人が遺した遺産のことで、 ある日、若い女性がロッコという美男をともなって現れる。 眩いばかりの美貌の男に熱いまなざしをむけられて、 胸苦しくなるマーリーンだったが、心はすぐに踏みにじられた。 マーリーンこそを貴族の愛人と決めつけたふたりが遺産を奪うために、彼女をロッコに誘惑させようと企んでいるのを立ち聞いてしまうのだ。 金づるを探す卑しい女と彼から蔑まれ、 マーリーンの唇はわなないた。
-
- 頁数
- 200頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2016年03月01日
-
- 著者
- ジャクリーン・バード
-
- 訳者
- 原淳子
-
- 定価
- 682円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2016年02月18日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-93717-9
-
- 書籍番号
- HQB-717 (初版R-1697)
-
おせんべい
ヒロインと傲慢なイタリア男性との、恋の駆け引きにドキドキしながら一気に読みました。主人公の味方は一体誰? タイトルにある“氷の中の真実”って何だろう? と熱い恋の行方以外のストーリーにも引き込まれます。強気な男性の、強引なアプローチに魅力を感じる作品でした。ぜひ オススメです!
-
れもん
ヒロインが自分の本当の姿を伝えないことにやきもきしましたが、ふしだらな愛人と誤解されたヒロインと傲慢なヒーローがどんどん惹かれあっていくことに引き込まれていきます。ひどい策略に翻弄されながらも、情熱的な二人は素敵です。
-
モニター
ジャクリーン・バードの作品は何度か読んでいますが、どれもテンポよく一気読みしてしまいます。今回の作品もセクシーで傲慢なヒーローと芯のある強くて美しいヒロインの駆け引きにハラハラドキドキでした。ヒロインのマーリーンが実はキャリアウーマンで、しっかり真実を突き止められたシーンはとてもスッキリしました。最後の真実にはびっくりしましたが、ハッピーエンドにおさまりホッとしました。よい作品でした。
-
モニター
思わずヒロインに頑張って! と声をかけたくなるくらい登場人物が曲者揃いです。ヒーローが現れるまでハラハラしました。ラブシーンは少なめですが、家族を守る気持ちとヒーローに恋する気持ちがせめぎあっているところに共感しました。傲慢だけどヒロインを手放せないと懇願する姿がさすがハーレクインのヒーローだわ! と思いました。王道をお好みの方にお薦めしたいです!
-
清水
再読です。このお話は私がハーレクインを読み始めた頃読み、とても懐かしく思いました。ジャクリーン・バードは好きなハーレクイン作家の一人で、いつもぐいぐい引き込まれてしまいます。互いの嘘でなかなか結ばれなかった二人がハッピーエンドを迎え、最後のページの「ぼくたちの間には〜」というヒーローのセリフがとてと素敵でした。
趣味は油絵を描くことだったが、家族からにおいについて苦情を言われ、作家の道に進んだという。旅行が好きで、アルバイトをしながらヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアを回った。イギリスに戻ったのちに結婚。2人の息子に恵まれ、現在も故郷のイングランド北東部に暮らす。ベストセラーリストにもたびたび登場する実力派。