ハーレクイン文庫
ジョアンナは意を決し、元夫ロリーが経営する会社を訪れた。 幸せだったはずの結婚生活は、3年前、 彼の浮気相手が現れたことで破綻した。 今日ここに来たのは、悲しい過去を乗り越えるため。 もしロリーと再会しても冷静でいられたら、 そのときこそ新しい一歩を踏み出せる……そう思ったのだ。 だが、実業家としての自信を身につけた元夫が姿を見せたとたん、 ジョアンナの胸は情けないほどに高鳴った。 しかも彼は悠然と笑みを浮かべ、予想外の行動に出た。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2015年10月01日
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- 著者
- エマ・ダーシー
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- 訳者
- 岡聖子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年09月18日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93687-5
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- 書籍番号
- HQB-687 (初版I-980)
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モニター
この物語を読んで大切な人を信じなくてはならないと改めて考えさせられました。大切な人を信じずその人を傷つけてしまったことを後で後悔してもこの物語のように取り戻せないこともあると、そんな切ない思いを感じさせる内容でした。
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モニターのうなちゃん
すれ違いと、想いの差で別れてしまったジョアンナとロリー。2人に向けられた色々な悪意と、それぞれの行動で別々の人生を歩こうとしていても、運命なのか、想いの故か、再びめぐり合います。傷付けあってしまいますが、それでも想いを重ねていく。ハーレクインの世界観そのものですね。ジョアンナの母もストーリー上重要なファクターとなりますが、母親としての立場からでも楽しめますよ。個人的にはヒーローのロリーにはもう少し素直になって欲しいなぁと思います。でもハーレクインのヒーローにはちょっと無理な注文かなぁ。
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モニター
ロリーを信じ切れず別れてしまったジョアンナ…。3年後、ジョアンナは再婚する前に、自分の心を整理するため別れた元夫へ会いに行くのですが、この再会からのめまぐるしさと言ったら、息をつかせぬハラハラどきどき展開! 途中、女性としてとてもいたたまれなくなるシーンもあるのですが、でもそれはロリーもまた3年前の出来事に傷ついていたのかもしれないと思うととても切なくなりました。いつもなら『ハーレクインの結末はいつもハッピーエンド!』だと安心して読み進めていくのに、今回は『まさか、ハッピーエンドにならないの!?』と何度か心配してしまいましたが、主人公であるジョアンナの頑なだった心がほどけ、だれもが変化し、理解しあい、もちろん誤解も解け、とても素敵なハッピーエンドになってくれました。
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レビューキャンペーン
愛し合っていたふたりが、夫ロリーの裏切りで結婚は破綻します。そして3年の後、二人の人生は交わります。どちらも素直とはいいがたく、でも次第に相手への想いが残っていることに気づきます。ロリーを信じることができなかったジョアンナ。ジョアンナに真実を知ってもらう努力をしなかったロリー。二人がつむぎだす未来が明るいことを願いながら読みました。愛する人のことは、信じて、また信じてもらいたいです。《aiai》
フランス語と英語の教師、コンピューター・プログラマーを経験したのち、ロマンス小説の作家に転身。人と接するのが好きというだけあって、人物描写に特に優れており、登場人物それぞれを生き生きと魅力的に描いている。豪ニューサウスウェールズ在住。