ハーレクイン文庫
愛なき砂漠
アラブの小国の権力闘争に巻き込まれたクレア。経済的な事情から、やむなく元首の甥との偽装結婚に同意するが、“夫”は彼女への嫌悪をむき出しにして…。
22回めの誕生日プレゼントとして、 クレアはロンドンの最高級ホテルに招待された。 幼い弟を独りで育ててきた彼女を案ずる名付け親の厚意だ。 しかし、名付け親は急用で帰ってしまう。 残されたクレアがおずおずとホテルの食堂に入ると、 十数人のアラブの男たちが熱心に議論をしていた。 側にはむずかる赤ん坊と、ゆうべ出会った緑色の瞳の男がいる。 男の冷たく傲慢な視線に反発を感じながらも クレアが何気なく赤ん坊を抱きあげると、突然、銃声が轟いた。
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2015年09月15日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 大沢晶
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- 定価
- 550円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年09月04日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-92995-2
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- 書籍番号
- HQSP-95 (初版R-477)
読者レビュー
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1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった。