ハーレクイン文庫
「2倍払うわ。今夜中にアスペンに着きたいの」 マディーに頼まれ、セスナ機への同乗を許したリンクは、 彼女の高飛車な態度に苛立ちを隠せずにいた。 富と美貌に恵まれた、わがままなお嬢さんの典型だ。 かかわらずにいようとしたとき、セスナ機が墜落し、 二人きりで森に放り出されたリンクはすぐさま気づいた。 マディーの痛々しいほどの強がりは、 両親に捨てられ、愛されずに育った人生と傷つきやすい心を隠すためのものだと。
-
- 頁数
- 208頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2015年08月01日
-
- 著者
- スーザン・フォックス
-
- 訳者
- 三好陽子
-
- 定価
- 682円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2015年07月17日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-93676-9
-
- 書籍番号
- HQB-676 (初版I-1377)
-
モニター
わがままな振る舞いで心を守っているマディーを、子供を教育するように辛抱強く、そして心から向き合ってくれるリンクがとても素敵です。特筆すべきはお互いを呼ぶ時の呼び方。「眠り姫」「空のエース」とか素直に名前で呼ばずにちょっと面白くて好きです(笑)
-
あず
不幸な生い立ちのヒロインが、優しく、賢く、たくましいヒーローに惹かれていくのに素直になれない。まさにハーレクインな一冊です! わがまま娘に余裕をみせるヒーローがとても素敵だし、がんばるヒロインも思わず応援したくなっちゃいます。そしてさすがはスーザン・フォックス先生! 最後にホロリと泣かせてくれました。私のオススメの一冊です。
-
モニター
初めてハーレクインの書籍を読みました。ヒロインは周りを傷つける言動ばかりをする子で、ヒーローは昔の優しい彼女のことが好きだった。そんな二人が墜落しジャングルでともに過ごすことに。お互い惹かれあっているのに、自分を守るために傷つける言葉を吐くのに、行動では優しく触れたりするギャップにドキドキしました。ヒーローがヒロインを助けながら森の中を進む姿はカッコよかったです。自分の過ちを認め、きれいになったヒロインが別の男に好かれて、嫉妬するヒーローはちょっとかわいかったです。
-
モニター
マディの幼い頃からの心の傷の深さとその悲しさや、リンクに魅かれながらも愛しても振り向いてもらえないかもしれないという不安を切ない想いで読み進め、それでも変わろうとする健気さとそんな彼女の心の変化に気付いて見守るリンクの優しさについ引きこまれてしまいました。途中登場の犬のスキーターがまたいい味出してます。ラストのスキーターのキューピッド役が微笑ましく最後まで楽しく読めました。
-
ヒロインは酷い両親と祖母に育てられ性格が屈折するのも仕方ない。ヒーローと森をさまよって自分を見つめなおすところは良かった。もっと、ラブシーンがほしかったかな。拾ったワンコが可愛かった。
揺れる乙女心を繊細な筆致で描き、長きにわたって読者の支持を集めつづけている作家。大の映画ファンで、とりわけロマンチックな映画は、執筆の構想を練るヒントにもなると語る。アイオワ州デモイン在住。