ハーレクイン文庫
母親の再婚によってアラブ石油王の娘となったダニエルは、 義父のハッサンから実の娘のようにかわいがられて育った。 義父の一族はハッサンとダニエルの母の結婚を認めておらず、 将来、巨万の富を継ぐ娘の身を案じた義父は、 自分の甥ジョルダンを結婚相手に決めた、と彼女に告げる。 親の決めた見ず知らずの男性と結婚なんてできないわ! ダニエルは猛反発し、縁談はどうにか断れたものの、 ハッサンに頼み込まれて代わりに一族を訪れることになった。 誇り高い砂漠の男ジョルダンが怒りをたぎらせていると知らずに。
-
- 頁数
- 200頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2015年07月01日
-
- 著者
- ペニー・ジョーダン
-
- 訳者
- 小池桂
-
- 定価
- 682円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2015年06月19日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-93668-4
-
- 書籍番号
- HQB-668 (初版R-336)
-
モニター
面白かったです。本が届いた日に、ついつい引き込まれ、夢中で読破してしまいました。おきまりの傲慢シークと、虐げられ意地を張り続けるヒロイン。そこに意地悪な配役も加わり、ハラハラしっ放しで落ち着くことがありません。最後の最後で、やっと気持ちが通じ合うのですが、あまりの緊張感だっただけに、心底ホッとしました。最後まで気が抜けず、あっという間でした。作家の得意パターンですね。
-
モニター
一気に読み終わって、あぁ面白かったと大満足。主人公のダニエルがとっても可愛い女の子で一緒になってアラブの国の生活に戸惑ったり楽しんだり。もちろん恋のハラハラドキドキもたっぷり味わって、最初から最後まで楽しく読むことができました。
-
モニター
一気に読んでしまいました。ヒーローにちょっと強引なところはありましたが、大人の対応と心の思いとがちょっと切なかったです。強引なヒーローが好きな方にはお勧めです。
-
かおる
初読時は結末が見えず一気に読みましたが、色々な背景が見えた上で再読すると、ヒーローは最初から一度も嘘をついていないことが判り感心しました(えらく尊大で強引なだけ)。初読でヒロイン、再読でヒーローを楽しめる二重の魅力があります。
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった。