ハーレクイン文庫
ボス運の悪い人
とことんボス運の悪いエミリー。新しくボスとなったバーデンは、端整ですてきだけれど女性関係が絶えない遊び人で、彼女はそのことになぜか苛立つように…。
22歳のエミリーは、とことんボス運に見放されている。 5社目の会社も、またしても上司のセクハラが原因で解雇。 その後ようやく得たのが、一流企業の社長秘書の職だ。 今度のボス、バーデンは、ハンサムなばかりか紳士的で敏腕で、 まさに完璧だった──ただひとつ、女性問題を抜きにすれば。 毎日のようにかかってくる、違う女性からの誘いの電話。 しかも、見境なく友人の奥さんとまで戯れている様子だ。 ボスの女性関係など秘書の自分には関係ない、 そうわかっていつつも、エミリーはなぜか苛立ってしまい……。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2015年06月01日
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- 著者
- ジェシカ・スティール
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- 訳者
- 進藤あつ子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年05月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93667-7
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- 書籍番号
- HQB-667 (初版R-1574)
読者レビュー
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きちんと相手の気持ちを尊重してくれるバーデンはいい男です。傲慢なヒーローは苦手なので余計にそう感じました。エミーは些細な出来事でバーデンに好感を抱いたり、反感を抱いたり、評価が目まぐるしく変わります。でもそれは相手のことが気になっているからに他なりません。その姿がなんとなく健気で応援したくなりました。オートバイ好きの義祖母が良い味を出していました。
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モニター
女癖の悪い上司にばかりあたっていたエミリーですが、ボス運が悪いんじゃなくてバーデンに出会うための布石だつたんですね。いろいろ苦労しても苦労と思わないエミリーが素晴らしいです。ハンナおばさんのおかげでバーデンとの距離が近づいたのもエミリーの優しさですね。アメリカに出張してたのにエミリーに会うためだけに帰ってきて告白したところはとてもドキドキしました。こんな風に言われてみたいです。
イングランド中部に、7人兄妹の6番目に生まれた。現在はウースターシャーの風光明媚で文化財に富んだ村に夫とともに住んでいる。公務員として働きながら夜の時間を執筆にあてていたが、夫の励ましを得てフルタイムの作家となった。一番の趣味は旅行で、メキシコ、中国、香港……と、取材をかねてさまざまな国を訪れている。