ハーレクイン文庫
オリンピアの春
ラルフの策略で婚約者に去られたリザは醜聞にまみれ、父が心労で危篤となる。家同士の宿怨により憎みあう二人だったが、やむなく結婚に踏み切って…。
「この船で一夜を過ごすんだ。僕と二人きりで」 あざけるような黒い瞳を、リザは呆然と見返した。 ギリシアの血を引く実業家ラルフ・リンガード── いにしえのころから家同士で敵対する憎き一族の男。 いま彼は私を誘拐し、汚名を着せて復讐しようとしている。 彼の母親が亡くなったのは私のせいではないというのに……。 ラルフの思惑どおり、リザは婚約者に去られて醜聞にまみれた。 だがリザの父が心労で危篤となり、やむなく二人は結婚する。 互いの生活にはいっさい干渉しないという契約のもとに。
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2015年05月01日
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- 著者
- アン・ハンプソン
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- 訳者
- 木原毅
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年04月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93661-5
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- 書籍番号
- HQB-661 (初版R-250)
元教師。旅行好きで、各地での見聞をとり入れて小説を書きはじめたところ好評を博し、ついに教師を辞め執筆活動に専念することにした。70年代から活躍し、シリーズロマンスの黎明期を支えた作家の一人。