ハーレクイン文庫
独立宣言
大企業の創業者の愛娘として何不自由なく育てられたモーラ。義兄の反対を押し切って家を出て働きはじめるが、離れて初めて義兄への愛に気づいてしまう。
「くだらない」──10歳年上の義兄クレイトンはモーラが打ち明けた教師になりたいという夢を一蹴した。 大企業の創業者の愛娘として何不自由なく育ち、 苦労を知らない彼女は、 自分自身のためにも働いて自立したかった。 半ば強引に義兄の反対を押し切って家を出たものの、 仲の良かった義兄とのあいだには深い溝ができてしまった。 そしてもう一つ、大きな誤算があった。 離れて初めて、義兄を愛していることに気づいたのだ。
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2015年04月01日
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- 著者
- イヴォンヌ・ウィタル
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- 訳者
- 前田雅子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年03月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93653-0
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- 書籍番号
- HQB-653 (初版R-703)
読者レビュー
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モニター
ヒロインは無垢というよりも今まで恋愛に関心が無かった真面目なタイプ。過保護すぎる義兄(ヒーロー)から自立したくて強く反発してしまうのでお互いギクシャクしてしまうのがもどかしいところでした。辛い恋をしながらも友人の恋愛を応援し仕事もがんばるヒロインには好感がもてました。ヒーローは「半径50キロ以内では最もセクシーで望ましい男性」と言われているだけあって、プールや海でのシーンは彼の肉体の描写がなかなか良かったです。
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モニター
舞台は現代なのにお話がロマンティックなので、ファンタジーとしても楽しめる作品だと思います。登場人物たちは優しい人が多いので穏やかな気持ちで作品の世界に入り込めました。ヒーローとヒロインが言い争うシーンは昼間、お互いが思いあうシーンは夜という風に象徴されるのがこの作品をより魅力的にしているように感じました。心穏やかに夜眠る前に読まれるとさらに作品を楽しめるのではないかと思いました。
南アフリカ生まれ。南アフリカの各地を舞台に、もつれる愛の物語を数多く描く。