ハーレクイン文庫
野の花に寄せて
人々に蔑まれて成長した孤児リオの、唯一の理解者だったサムが亡くなった。サムの息子ケインを愛しながらも、牧場を出ていこうと決意するリオだったが……。
酒癖の悪い父が亡くなり、牧場主サムに引き取られてからも、 リオは父の噂を十字架のように背負い、人々に蔑まれて成長した。 今、唯一の理解者だったサムが心臓を患い、死を目前にしている。 サムの息子ケインが牧場を継げば、わたしは追い出されるだろう。 ケインもまた、いつもわたしを厄介者のように扱い、 身寄りのない哀れな女だと言わんばかりの態度をとるのだ── わたしがひそかに彼を愛していることに気づきもせず。 だがある夏の晩、ケインは突然リオを抱きすくめ、唇を奪った。 激しい情熱、そして不可解な怒りと軽蔑を瞳に宿して。
-
- 頁数
- 208頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2015年03月15日
-
- 著者
- スーザン・フォックス
-
- 訳者
- 藤峰みちか
-
- 定価
- 550円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2015年03月05日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-92982-2
-
- 書籍番号
- HQSP-82 (初版I-1202)
読者レビュー
-
読者レビューはまだございません。
揺れる乙女心を繊細な筆致で描き、長きにわたって読者の支持を集めつづけている人気作家。大の映画ファンで、とりわけロマンチックな映画は、執筆の構想を練るヒントにもなっていると語る。アイオワ州デモイン在住。