ハーレクイン文庫
伯爵家の秘密
名家の令嬢キャロラインは、父親が賭博に手を出し、全財産を失いかけていた。
そこへ7年前に彼女を捨てたルイスが現れ、屈辱的な取り引きを持ちかける。
7年ぶりに訪れたスペインの瀟洒なリゾート地で、 名家の令嬢キャロラインは目の前の悪夢に震えていた。 ギャンブルをやめたはずの父親が賭博に手を出し、 先祖伝来の土地と屋敷を失おうとしているのだ。 するとそこへ忘れもしない男が悠然と姿を現した。 かつて、結婚を約束しながら彼女の心を踏みにじったルイス── 彼はキャロラインの父親に莫大な賭け金の大勝負を申し出る。 頼むからやめてほしいと懇願する彼女に、ルイスは冷淡に告げた。 今夜ベッドをともにすれば、賭はやめにする、と。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2015年03月01日
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- 著者
- ミシェル・リード
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- 訳者
- 有沢瞳子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年02月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93644-8
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- 書籍番号
- HQB-644 (初版R-1717)
読者レビュー
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モニター
冷静な顔の下から時折燃えるような情熱をのぞかせるスペイン系のヒーロー、素敵です。7年前の出来事、そしてタイトルにもあるようにヒーローの家に秘められた事情が徐々に明かされていくので、先が気になり一気に読んでしまいました。また、ヒロインの抱える問題の元凶である父親との関係についても、きちんと描かれていてよかったです。
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モニター
ヒロインの気持ちに感情移入して最後までいっき読みしました。家族の確執、誤解でのすれ違いは、どうなるんだるうとハラハラドキドキしました。
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モニター
ヒーローはヒロインを愛しているからこそ、陰ではいろいろ尽くしていますが、表に出さなさすぎて、ヒロインに伝わらず、誤解が誤解をよんでいます。お互いがもう少し素直になったら、もっと早く幸せになれたのに。どちらかと言えば、ヒーローはツンデレタイプなので、ドキドキ感は少し低めです。
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モニター
ハラハラ、ドキドキした部分もあったけど、もう少しラブシーンがあってもよかったかなぁ。
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1997年に『追憶の重さ』で日本デビューを果たした。その後も40作以上の作品を発表し、情熱的な作風で読者の絶大な支持を集めている。執筆の原動力となっているのは、緻密な人間観察、それにロマンス小説への飽くなき愛情だという。英国マンチェスター在住。