ハーレクイン文庫
「君に手伝ってもらいたいことがある。結婚してほしい」 アレックスは自分の耳を疑い、ぽかんとしてフィリップを見た。 彼はフランスから来た裕福な旅行客で、彼女はホテルの受付係。 数日前の早朝、海辺で突堤の手すりから落ちかけたときに抱きとめてもらったけれど、彼についてはほとんど何も知らない。 しかし婚約者に長年騙されていたと知り、傷ついたアレックスは巧みな説得に負け、さらわれるように結婚してしまう。 サルコンヌにある豪奢な伯爵家の城で、愛の苦しみを知ることになるとは夢にも思わずに。
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- 頁数
- 240頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2015年02月01日
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- 著者
- シャーロット・ラム
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- 訳者
- 馬渕早苗
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年01月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93639-4
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- 書籍番号
- HQB-639 (初版R-90)
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モニター
サルコンヌって何? どこのこと? からはじまり、主人公アレックスの純粋なかわいらしさに私はどんどん惹かれていきました。そして、アレックスと同じように、なかなか自分の気持ちを表現しないフィリップにやきもきしながら、アレックスは結局どうなるの? だれとくっつくの?? と気になって一気に読み進めてしまいました。
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モニター
心優しいヒロインと傲慢なヒーローの、ある意味ハーレクインの王道です。相手の事を殆ど知らず、でもその傲慢なヒーローをだんだん愛してしまう、ちょっと切なめなストーリーです。文章全体がちょっと古風なのは1981年に初版のせいですが、全体的な雰囲気に合っていて、違和感なく読み進められます。
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モニター
本当の愛を得ようと思ったら、(1)プライドは捨てる、(2)酒の力を借りない、(3)自分の言葉で相手に直接確認することが必要だと思いました。恥ずかしさや、推測だけで相手を決めつけると、とんでもないことなるというのがよく分かりました。
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モニター
昔の作品で訳もちょっと古い感じがしますが、それはそれで、味のある作品でした。ラジカセとかも出てくるので懐かしいなぁ〜っと。最後のシーンは泣けました。なかなか、自分の気持ちに気づかないヒロインだったので、どうなることやらと思いながら読みました。1番かわいそうだったのは、兄の妻に恋したヒーローの弟じゃないでしょうかね。
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モニター
思いもよらぬ展開と、張り巡らされた伏線に、ドキドキしながら読み進めました!あっという間に読んでしまいました。日常から、非日常にエスケープしたいひとにぜひ読んでほしいです。特にお仕事頑張ってる女性は癒されるんじゃないかと思います^^
第2次大戦中にロンドンで生まれ、結婚後はマン島で暮らす。大の子供好きで、5人の子供を育てた。ジャーナリストだった夫の強い勧めによって執筆活動に入り、100作以上の作品を著す。2000年秋、多くのファンに惜しまれつつこの世を去った。