ハーレクイン文庫
幼い娘をひとりで育てるレオニーは、アラビア語をいかし、 絨毯を販売する仕事で認められつつあった。 そんなある日、めずらしくレオニーに急な依頼が入る。 通された豪奢な部屋にいると、背の高い男性が姿を現した。 かすかに外国訛りのある低い声は、5年前に会ったきりの夫、 ドマン国の君主バディールその人のもの。 あと1年待てば離婚が成立するのに、今さらどうして……? そのバディールの口から出されたのは、レオニーとの復縁、 断れば娘の親権を奪うという容赦のない要求だった──
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2015年01月01日
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- 著者
- メアリー・ライアンズ
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- 訳者
- 古澤紅
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年12月18日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93636-3
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- 書籍番号
- HQB-636 (初版I-455)
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モニター
中東のお話は初めて読みました。わかっていたことですが文化の違い、政治情勢に驚きました。逆にその部分がストーリーにもメリハリをもたせ最後まで一気に読むことができます。すれ違うヒロインとヒーローも魅力的です。
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モニター
『アラビアンナイト』はハーレクインを読み始めた頃に読んだ本です。今まで1000冊位読ませて頂きましたがその中で私のベスト10に入っている作品の一冊です。コミックも併せて読ませていただきました。初版は約27年も前の作品で、とても内容が濃く当時の作品の良さがすばらしく伝わってくるシーク物です。ヒーローのバディールの苦労やレオニーの思いがとても伝わってきて何度読んでも最後のほうは泣きながら読ませてもらいました。内容には一切ふれませんが、まだお読みになってない方には是非一度は読んで頂きたい作品です。
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モニター
シークものの魅力は、ヒーローとヒロインが文化や風習の違いを乗り越え、結ばれる点にあるでしょう。今作はそれを十分過ぎるほど味わえる作品です。昔の作品であるためか、イスラム世界の厳しさを前面に描いています。頑固な西洋人であるヒロインが全てを受け入れ、ヒーローと人生を再び共に歩む決意に至るまでがなかなか困難で、ハラハラしました。
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モニター
一気に読みました! 主人公のレオニーの芯の強さや優しい心、愛情深いところなど、同じ女性としてあこがれます。わくわく、ハラハラ、どきどき、そして…涙。素晴らしいアラビアンナイトの世界にうっとりです!
カナダのトロント生まれで、6歳からイギリスで暮らす。ラジオのアナウンサーや本の批評家として活躍。激動の中東で暮らした経験も持つ。結婚して4人の子供の母となる。