ハーレクイン文庫
異国に滞在中、医師である両親を目の前で殺され、 ショックから口をきけなくなってしまったマンディ。 孤独ながら、後見人の庇護のもとで少女時代を過ごしたが、 21歳になるやその契約も打ち切られてしまい、 とうとう身寄りをなくした彼女は途方に暮れる。 そんなときに出会ったのが、ブライアン・ストーン。 酔っ払いに絡まれたマンディを助けてくれた紳士だ。 彼はマンディの境遇を知ると、考えこんだあとで申し出た。 「僕の秘書として、屋敷に住み込んで働かないか」
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2014年08月01日
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- 著者
- エマ・ゴールドリック
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- 訳者
- 橘高弓枝
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年07月18日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93606-6
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- 書籍番号
- HQB-606 (初版I-675)
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モニター
ヒロインが不幸な境遇なのでシリアスすぎたらちょっと嫌だなあと思いながら読んだのですが、すごく明るくて前向きな性格のヒロインで楽しく読めました。手話で喧嘩をするというのも、想像したりして楽しかったです。でもヒーローが、鈍感なのか、心に秘めているものがあって出していないだけなのか、今ひとつはっきりわからなかくて(彼女の気持ちより仕事のほうを大事に思ったり)ちょっとすっきりしませんでした。
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モニター
一気に読んでしまいました♪ 過去のトラウマで話すことが出来ないけれどとても魅力的なマンディ。そして、たくましいブライアン。しっかりと赤い糸で結ばれていたんですね!! 言葉とういう表現手段を持てないもどかしさ。でも、心はそれ以上のものだと、この“言葉はいらない”を読んで実感しました。私の大好きなタイプのお話でした。
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モニター
美しいヒロインとカッコいいヒーロー、意地悪な恋敵とセレブな暮らしぶりに命の危機・・・ラブストーリーに必要な要素が全て詰まっている。現実から離れて就寝前に夢心地で読むのにお勧めです! シンデレラストーリーかと思いきや実は・・・とちょっとしたスパイスも効いています。ただし、主人公が心に深い傷を負っている割には簡単に恋に落ちたなーという感があり、この辺りを相手役の心情の変化とともに描いてくれたらもっと共感できたように思います。
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モニター
“扱いやすい従順な”アマンダと作家ブライアンが出会った場所は舞踏会。けれど、すぐにロマンチックな展開になるのではなく、アマンダの過去の話や孤独な話が続くなど、シリアスな場面もある読み応えある作品でした。アマンダがそんなに従順でない行動力のある点も面白かったです。二人の心のすれ違いにモヤモヤしつつも、思いが通じ合ったときは晴れ晴れした気持ちになります。どんどんと読み進めたくなる作品でした。
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モニター
過去の心の傷で言葉が出なくなったアマンダと、ブライアンが意思の疎通が出来ない様子にヤキモキしながら読み始めました。言葉が話せないだけでガッツのあるヒロインなのでとても好感が持て、心の中は「ちゃんと私を理解して」という想いに溢れ、またブライアンが歩み寄っていく姿が印象的です。ライバル登場やいろいろな試練がありますが、いつのまにか深い絆で結ばれていく2人が巧みに描かれていて最後までドキドキでした。
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モニター
言葉を使わずに気持ちを伝えるなんて、とても困難な事だと思う。言葉が少なくてすれ違う心はたくさんあるけれど、言葉が操れなくて本心を伝えようと挑むマンディに人生を諦める要素が無い強さを感じる。文章を生業にしているブライアンだからこそマンディにピッタリな男性だと思う。愛情が根気をはぐくんでくれて良かった。
プエルトリコで生まれ育ち、軍人の夫と出会って結婚。4人の子供たちを育てたのちに、1980年に夫婦で小説の合作を始め、ふたりで執筆を続けた。世界各地で暮らした経験と、ロマンス小説について十分な研究を重ねたおかげで、彼らの作品はすぐに読者に受け入れられたという。